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派遣契約の更新を断るときに注意することとは

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派遣契約を更新する人・断る人の実態

派遣契約の更新を断る状況を調べてみました。

派遣の更新を断わったことがある人は54%で、ない人33%を大きく上回っていました。

では、なぜ断ったのか理由を聞いたところ、18%の人が〝成長できる仕事がしたかった〟と答えた人が最も多かったです。

次は、〝他にやりたい仕事があった〟が13%、〝上司や先輩などとの人間関係がうまくいかなかった〟及び〝違う職場を経験したかった〟がそれぞれ9%でした。その他は12%でした。

また、断わった理由を派遣先の担当者に伝えたのか聞いてみると、〝自分からは伝えていない〟が40%で最も多く、次が38%で〝自分から伝えることが多い〟で、20%の人は〝派遣先から聞かれて伝えた〟の順番でした。

一方、断ったことがない人の理由としては、まだ更新時期が来ていない人を除くと、〝悪い条件ではない〟などと仕事や職場に満足している人で断る理由がないからでした。むしろ、いつまで働けるのか心配している人もいました。

派遣の契約更新を断る時の伝え方

派遣先では契約期間が満了しても、契約延長して勤めてくれると思われがちです。契約の更新をする・しないは自由です。自分の希望をしっかりと伝えたほうが良いでしょう。

したくない仕事は気持ちも乗っていないので、周りからみれば分かります。自分自身でも、ストレスが段々と溜まっていき、健康面でも良くありません。

派遣先の会社からも聞かれる場合がありますが、まずは希望を伝えるのは派遣元の会社です。日常のほとんどは派遣先の会社にいて、仲間意識が芽生え、この先どうするのか気になるから聞いてくるのです。

派遣先の会社は働く場の環境は面倒見てくれますが、雇用条件などは派遣元が決めています。給料も派遣元が支払っています。派遣先の会社に給料の文句をいっても、聞いてはくれても取り扱ってくれません。

今後も同じ派遣会社に勤めたいならば、きちんと希望を伝えたほうが良いです。今後の派遣先を決めるときに考慮してくれることを期待するのです。

派遣先が更新を断ることを言ってきたら…

派遣契約の期間が満了して派遣社員が来なくなっても、派遣先で困らなければよいですが、その派遣社員がいなくなったことで、困ることに気づくのが多く出てくるものです。

仕事の状況がわからなかったり、仕事の流れや手続きなどが滞ったりなどと、業務に支障が出てきます。

普通、派遣社員が派遣期限になる前に、引き継ぎは行われます。でも、なかなか引き継ぎでも、細かいことまで引き継ぐことが難しいので、引き継いだ者が業務をスムーズにこなすのは難しいです。

そんなときに、派遣先が派遣社員自身に直接連絡してきて協力要請しても、気軽に協力する必要はありません。

その場合は、クライアントの派遣先と自分が所属する派遣元の問題にするのが良いです。

万一、教えたことで問題が生じても、組織の中で解決にあたり、自己責任になることを防げます。

仮に自分の会社から指示があったときには、協力するのを惜しまないことです。モタモタして派遣先が困り続けると、派遣先から今後の契約を打ち切られることがあります。

でも、簡単なことで解決するようならば、即刻協力してあげると、派遣先のいい感触が得られ、今後の取り引きに結び付いていくことでしょう。

更新を断られる派遣社員とは

派遣には契約で決められた期限があります。大抵の場合、契約期限の1ヶ月前になると、派遣元から派遣先に延長の可能性の有無を確認する連絡が入ります。

延長してくれる場合が多く、派遣会社としても次の派遣先を探す必要がないので助かります。

しかしながら、なかには派遣先からの延長が得られない場合もあります。派遣先の経営上の都合ならばしようがないです。

問題は、初回の延長が得られないのが続く派遣社員です。派遣社員も人間ですから、さまざまな性格を持っています。派遣先が違っても、1度ならまだしも2回続いて更新されない派遣社員は問題です。

社会に馴染めないとか、自分の都合を優先して他人の言うことに耳を貸さないとか等の問題がある可能性があります。具体的には、周囲の人とのコミュニケーションが取れないとか、遅刻や早退、休暇が多いなどです。

派遣先では派遣社員のスキルなどを紙面上で判断して雇い入れますが、どのような人物かに関しては雇ってみないと分かりません。

派遣先の評価が著しく低いと、派遣先としても費用をかけているので良い見返りを要求しているので断ることになります。

もしも、同じ派遣先から、初回で打ち切られる場合が続けば、その会社自体が問題視され信用がなくなり、契約自体が破棄になることもあります。

派遣契約が満了したときの会社都合と自己都合の違い

派遣社員が派遣期間の満了で退職する場合、会社都合と自己都合の2種類あります。

会社都合なのか自己都合なのかの判断は、会社または自分のどちらが契約更新を断ったかで決まります。

つまり、会社都合は会社側から契約の更新を断った場合です。例えば、契約期間が満了しても契約更新してくれない場合の退職が相当します。この場合、派遣社員自身が契約更新を希望したけれども契約に辿り着けなかった場合も含まれます。

また、現在の派遣勤務が終了して、次の仕事を紹介してもらえなかった場合も、会社都合になります。

一方、自己都合は派遣社員自身から派遣更新を辞退した場合です。契約期間が満了して契約更新の道があったにも関わらず、自分の都合で断った場合です。

会社都合と自己都合は、ともに職を失ったことになりますが、給付制度に違いがあります。

なので、できるだけ自分の都合で契約更新を辞退しないようにしましょう。

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