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大学の講師になるには…必要な過程とスキルとは

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大学の講師になるには…その現実は?

大学の教員になるには、各大学(学部単位が多い)で募集しているのを探して応募することになります。

しかし、最近は少子化の影響で大学生の人数も少なくなっていますので、大学教員の募集も少なくなっていると思います。ですので、競争率はかなり高くなってしまいます。

大学教員になる資格としては、特にヨーロッパのように厳密なものはありません。

しかし、大学院(収支課程2年間、博士課程3年間)は出ていた方が有利になると思います。

それと基本的に、大学教員のポスト(助手、助教、非常勤講師、常勤講師、准教授、教授)は、非常に限られた数ですので、いくら自分に能力があっても、空いたポストがなければなれません。

また、よほど優れた研究業績でもない限り、その大学に何らかの人脈(コネ)がないと難しいという問題もあります。

しかし、あなたの情熱があれば「運」も引き込むことができるのではないでしょうか!

大学の講師になるにはどんな能力が必要?

大学の講師になるには、従来の「大学院、助手、助教、常勤講師、准教授、教授」というルート以外に、最近では社会や会社での業績や研究などが評価されて、社会人から「非常勤講師、常勤講師、准教授、教授」というルートも増えてきているようです。

現実的には、自分が研究をやりたいと思う分野で実績を上げている大学院の博士課程を修了し、研究論文の発表や学会での発表を行い実績を積み重ねながら、ポストが空くのを待つというのが一般的なのではないでしょうか。

(ある意味、社会人枠での講師などのポストは、狙ってもなかなか難しいのではないでしょうか。社会人として頑張っている中で、非常勤講師や常勤講師の依頼や要請があり引き受けるという感じではないかと思います。)

このように講師というのは、なかなか希望して簡単になれるものではないという認識を持っておいていただきたいと思います。

大学の常勤講師になるには…どうすればなれる?

大学の教員には、助手、助教、非常勤講師、常勤講師、准教授、教授という職位があります。

ただ教授、准教授、助教以外の職位は学校教育法には規定がありません。各大学の判断での職位になります。

一般的な方法としては、大学院を卒業後、その同じ研究室に残り助手、助教を経て講師、准教授、教授と成っていくものです。

しかし、教授のポストというのは研究室の責任者というものですので、新しい研究室を作りでもしない限りそう簡単には成れるものではありません。

また、常勤講師や准教授に成るのも同じ研究室でポストが空くのを待っていても時間が掛かる場合が多いので、同じ分野の別の大学の研究室の常勤講師や准教授として研究室を移る場合も多いようです。

別の大学の研究室に移る際などには、これまでの研究業績や人脈といったものが非常に重要になっています。

大学の非常勤講師になるにはどうすればよい?

非常勤講師とは、非正規雇用の立場で授業時間にのみ出勤して授業を行なう講師で、学校によっては「兼任講師」「嘱託講師」「時間講師」とも呼ばれています。

非常勤講師は、これまでは別に本業を持っていたり、別の学校で正規職員として勤務しながら、他校で非常勤講師として働いている方も多かったのですが、これとは別に「専業非常勤講師」として非常勤講師の仕事をいくつかの大学で持ち、その収入だけで生計を立てている方もおられます。

最近では、大学経営の観点から非常勤講師を多数雇用している大学も多くなってきているようですので、今後「専業非常勤講師」という方が多くなってくるかも知れません。

しかし、最近では高学歴ワーキングプアの代名詞として「専業非常勤講師」と言われているようですので、少子化が大学に与える影響をまともに受けているのではないかと思います。

大学の講師から教授になるには…どうすればなれる?

大学の講師から教授になるまでには、まだまだ道のりは長いと思います。まず講師から准教授に成らなくてはなりません。

講師として勤務している研究室の准教授や教授の状況によりますが、これまでとは別の研究室に移る可能性が高いと思います。

これには、これまでの研究実績や人柄、人脈が大きく影響します。そしてうまく自分の研究分野に関連した研究室の准教授に成れれば収入的にはだいぶ楽になるかと思います。

最後の教授のポストですが、これにはタイミングと人脈がとても重要になってきます。

それと一般論として、国公立大学より私立大学の方が准教授のポストは多く、教授になれる可能性も高いようです。

このように、大学の教授の職というのは非常に狭き門ですが、これからの技術立国日本を支える人材を育成するという非常に大事な仕事ですので、どうか高い志を持って進んで行っていただきたいと思います。

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