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40歳で手取りが20万円…それでも生活していく方法

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目次

月給20万円の人の年収は?その年収の人はどの年代が多い?

まず、月給が20万円前後の人の年収はどのくらいになるのでしょうか。

結論から言うと、だいたい300万円となります。詳しく説明しましょう。

日本の所得税は、累進課税を適用しています。

まず給与に対して 「給与所得控除」というものが設けられており、ここからさらに各種所得控除額(今回は基礎控除額38万円、社会保険料控除額30万円)を差し引いて課税所得額を算出します。

その課税額から所得税額を算出することになります。

まず、国税庁で公開されている給与所得控除額は次のようになっています。

180万円超 360万円以下:収入金額 × 30% + 180,000円

また、課税所得額に対する税率・控除額は次のようになっています。

195万円以下:税率5% 控除額0円

これらの数値から計算すると次のようになります。

■年収300万円の場合

  • 給与所得控除額:300万円 × 30% + 180,000円 = 108万円
  • 給与所得額:300万円 – 108万円 = 192万円
  • 各種所得控除:38万円 + 30万円 = 68万円
  • 課税所得額:192万円 – 68万円 = 124万円
  • 所得税額:154万円 × 5% + 0円 = 62,000円

この場合、所得税額は62,000円となり、この額を引くと2,938,000円となり、月給はおよそ24万円となります。他にも税金が引かれるため、実際は22万円ほどとなります。

このように、月給が20万円前後の人は300万円くらいがおおよその年収となります。

では、年収300万円もらっている人はどのあたりの年代に多いのでしょうか。
厚生労働省の調べによると、産業別で年収300万円を超える年代は次のようになっています。

  • 鉱業だと40〜44歳
  • 建設業だと35〜39歳
  • 製造業だと35〜39歳
  • 電気・ガス・熱供給・水道業だと30〜34歳
  • 情報通信業だと30〜34歳
  • 運輸業だと35〜39歳
  • 卸売・小売業だと35〜39歳
  • 不動産業だと30〜34歳
  • 飲食店,宿泊業だと40〜44歳
  • 医療,福祉だと35〜39歳
  • 教育,学習支援業だと35〜39歳

だいたい30代が多いようです。

外資系企業は能力主義のところが多いため、20代後半でも300万円以上もらっている人もいるようです。

ただ、産業によっては40代でも年収300万円という人はいるようですね。

40歳代で手取りが20万円という人はある工夫が必要!

先ほど見てきたように、40代でも手取りが20万円近くとなっている人もいます。

40代で手取り20万円の人は多くの場合、転職に失敗したことが原因であることが多いようです。

転職しなければいけなかった事情はあったにしても、家族を持っている40代の人の手取りが20万というのはかなり厳しく、全国平均から見ても低い数値です。

ただ、厳しいといっても生活はしていかなければいけません。そのためには日々の生活において、ある工夫が必要です。

それでは、その工夫について紹介します。

生活費や無駄な雑費などを削る

40代で手取りが20万円であれば、日々の生活費や無駄な雑費を削ることがまずなにより先決です。使えるお金は限られているので、必要最小限に使うようにしましょう。

そのためには次のような工夫が大切です。

支出管理表を毎日つける

日々の生活費や無駄な雑費を削るためにも、自分が日々どのようなことにお金を使っているのか把握することが大事です。そのために、毎日、支出管理表をつけるようにしましょう。

形式はなんでもいいです。ノートなどに手書きしてもいいですし、パソコンを持っているのであればエクセルなどに記録してもいいでしょう。

1ヶ月間記録すれば、どんなことにお金を使っているのかだいたい把握することができます。

細かい作業ですが、少ない手取りの中でやりくりしていくためには必要な作業になります。

キャッシュフローの流れを把握して節約する

支出管理表をつけるようになると、お金の流れが把握できるようになります。

一般的な40代というと住宅ローンや教育費が大きな比率を占めることになるでしょう。

それらも含め家庭のキャッシュフローの流れを把握して、節約できる部分は節約することがなにより大事なことです。

  

40歳で手取りが20万円以下でも気の持ちよう次第!

世の中には40代の人でも年収が20万円以下という人はいるものです。

特に転職を繰り返している人は、なかなか昇給もできず収入も上がっていない人も多いのではないでしょうか。

でも、たとえそうであってもお金がないなりに楽しむ方法はあるものです。別に楽しいことをするために無理してお金をかける必要はないのです。

たとえお金があったとしてもケガや病気をしていれば、そのお金を使って楽しむこともできないでしょう。まずは健康であることを喜びましょう。

いくら年収が低くても要は「気の持ちよう」です。貧乏だと思って気持ちも貧しく生活していくのか、お金がなくても毎日を楽しく生活していくのかはあなた次第です。

貧乏だと思っていれば、ますます貧乏である状態を引き寄せてしまうものです。

年収が20万円以下でも毎日を楽しく生活していけば、気持ちまでは貧乏にはならないでしょう。

手取り20万円以下の40歳代女性の実態

ここで、実際に手取り20万円以下の人がどのような生活を送っているのか見てみましょう。

紹介するのは、40歳代女性の方です。

仕事は事務職で、勤続年数は7年になるそうです。地方都市で働いており、給料は月額15万円ほど、手取りは12万円台です。

また、休日出勤が年に2〜3回あるそうですが手当はでないそうです。ただ、夏と冬のボーナスは出るとのこと。

年収は225万円ほどです。

手取りが12万円ですが、この女性は毎月貯金をしており、現在350万円ほど貯蓄しているそうです。

今は独身で親と生活していて月に5万円ほど生活費を入れているそうですが、一人暮らしの人から比べると出費が少ないので、それも貯蓄できている理由なのでしょうね。

毎日の生活で贅沢はできませんが、仕事は9時から17時までで完全収録2日制なので、自分の時間はたっぷりあるそうです。

また、仕事の内容は面白くやりがいがあり、うまくいけば昇給もあるとのこと。

手取りが20万円でも、仕事にやりがいがあり、そこそこ贅沢をしなければ、なんとかやっていけるものなのですね。

夫が会社員を続けた場合の基本的な年金収入額は?

社会人になって定年までずっと会社員で働いてきた男性の場合、年金収入は基礎年金も含めて年180万円〜240万円が目安となります。

会社員の年金額は年金加入期間と平均給与額を元に決まるため、人によって金額は大きく異なります。

また、奥さんが専業主婦だった場合は、基礎年金である80万円と会社で働いた期間があれば+αの金額をもらえることになります。

これから考えると世帯の年金収入は260万円〜320万円+αということになります。

1ヶ月あたりで換算すると、約21万円〜26万円といったところ。これに税金や社会保険料もかかってくるので、実際には20万円前後になります。

また、夫婦のどちらかが亡くなると年金収入はぐっと減ります。

万が一、夫に先立たれてしまった場合。妻の年金額は、夫の遺族厚生年金90万円+自分の基礎年金80万円で年間170万円(月額14万円)ということになります。

妻に先立たれてしまった場合は、妻の遺族年金はないので、夫自身の年金200万円(月額17万円弱)だけの収入となります。

このように、夫が会社員だった夫婦が年金収入だけで生活していく場合には、20万円前後で生活することになるということを知っておいてほしいと思います。

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