親としての経験も活かしていこう!アラフォー主婦の求人需要
近年は求人側の企業も、40代の女性を採用することへの抵抗感が少なくなりました。
一昔前と比べ、今の40代女性は見た目も感覚もとても若々しく、仕事上必要なパソコンのスキルやインターネットの活用などの能力も持ち合わせている人が増えました。
また、過去に仕事をしていた経験もあろので、企業としては採用後即戦力になることを期待し、積極的に採用するところが増えているのです。
日本は深刻な少子高齢化におちいっており、労働人口は現象の一途です。企業としては、40代・50代の女性を戦力化していかなければ生き残っていけないという事情も背景にあります。
世の中には、子育てがひと段落したアラフォー女性を受け入れる需要があるのです。
ですから、「もう40代だし、無理かな」などと引っ込み思案になる必要はありません。仕事をしたい、自分の夢を叶えたい、その気持ちに正直に、自信を持って一歩を踏み出しましょう。
家で子育てをしていても、幼稚園や小・中学校などでのPTA活動、地域の自治会の活動、あるいはNPOやボランティア団体などに関わった方も多いことでしょう。
忙しい子育ての合間にも資格の勉強や読書をしたり、打ち込める趣味に没頭しその世界に詳しくなった、ネットでブログを書いて一定のファンがついた、という方もいらっしゃるでしょう。
子育て中はなかなか自由な時間がとれず、社会から切り離されたような気持ちになる方もいらっしゃいますが、実は日々人と繋がり、人の役立ち、子育てしてきたからこそ経験できたことがあり、その中でご自身が成長もしてきたはずです。
企業の中には、意欲的に何かに取り組んだことのある人を評価するところも確実に増えています。
欧米では、ボランティアの経験も就職面接でキャリアのひとつとして評価され、面接する側も配慮します。日本も仕事のブランクのある人のいろいろな側面を評価する企業がでてきたのは喜ばしいことです。
仕事という面から見れば人生のブランクかもしれませんが、人生として考えればかけがえのない経験をした期間です。
就職活動をするうえで、自分をポジティブに振り返っておくことはきっと役に立ちます。
アラフォー主婦へのおすすめ!仕事に役立つ資格に挑戦しよう
たとえ有名大学を出ていても、有名企業に採用されたことがあっても、結婚や子育てで退職して仕事のブランクができると、特別な資格を持っているような人でない限り、過去のブランドはあまり役に立たない、という話はよくあります。
子どもが大きくなり、時間に余裕ができた。さあ仕事を探そう!と思っても、いまどきパソコンもまともに使えないとなると、仕事の応募先も限定されてしまいます。
そこで、少しでも自分のスキルを上げる方法のひとつに、通信教育という方法があります。
通学しなくてもよいので、自分のペースに合わせて勉強ができるメリットもあります。
資格や語学などの通信教育の広告を見かけ、自分もやってみようかな、と思ったことはありませんか?
専業主婦の仕事探しの場合、何らかの資格を持っていることはプラスに働きます。
世に溢れる資格はたくさんあり、中には持っていてもそれほど仕事探しでは評価されないものもありますので、ネットで少し検索するなどして、自分が取り組みたい資格が就職においてもプラスかどうか調べてみるのとよいでしょう。
自分が興味を感じ、楽しく学べそうで、さらに就職活動や仕事にも役立ちそうな資格があったら、取り組んでみるのはよいことです。
資格に合格することによる達成感と自信がつき、選べる仕事の選択肢も広がることでしょう。
もし、とにかく今はお金を稼がなければならないというひっ迫した事情がある場合は、とりあえず仕事をあれこれ選択している余裕はなく、割り切ってすぐ採用してもらえるところで働くということになりますが、それも十分立派なことです。人それぞれです。
アラフォー主婦の働き方!派遣のお仕事もオススメ
働き方の一つに派遣会社に登録する方法というのもあります。
現在日本の労働者全体に占める派遣の割合は2.4パーセント(2017年1〜3月平均)です。
派遣社員として働くメリット
- 時間給が高い
- サービス残業がない
- 辞めたい時に辞めやすい
- 自分の希望どおりの勤務地や曜日、時間が選べる
- トラブルなどは間に派遣会社が入って調整してくれる
- 自分の希望や能力に合った仕事が選べる
- 様々な企業、職種を経験できる
- プライベートを優先できるなど
派遣社員として働くデメリット
- 給料がなかなか上がらない
- ボーナスがない
- 派遣切りされる可能性がある
- 職場の人たちからの疎外感を感じるなど
フルタイム勤務が難しい人、家庭の事情で思うように働く時間が取れない、突発的な用事が入ることがある、人それぞれに事情は異なりますね。
そういう人には、派遣会社に以下のような条件で仕事を紹介してもらうのもひとつの方法です。
- パートタイムで週2〜3日勤務
- 自分と同じ業務をする人がほかにもいる
- 大きな企業を紹介してもらう
上記のような条件なら、扶養の範囲で働ける可能性も高くなります。
派遣先の会社が中小企業だった場合、なかなか急な用事で休みを取りにくいものです。
それが何度も重なると、次第に職場にいづらく感じてしまうものです。自分が抜けたことで周りの人に負担が行くと、周囲の視線も厳しくなりがちです。
そうしたことを考えると、派遣先はなるべく大企業で人材をたくさん抱えているところ、かつ人数的にフォローし合える余裕のある部署のほうがストレスなく働けるでしょう。
アラフォー主婦の仕事探し、こんな視点も!趣味を生かす!
自宅を仕事場にしてしまう
エステ、ネイルアート、アロマセラピー、ソムリエなどの資格を取得して、自宅をサロンとして開放し、仕事にして成功している主婦の方もいます。
もともとそうした業種で働いていたけれど、子どもができると決まった時間にフルタイムで勤務することが難しくなった、そんな方にもこのスタイルはひとつの方法でしょう。
ヨガやアンチエイジングクッキングを教えて成功している人の話も聞きます。
また、最近では在宅ビジネスで成功する主婦も増えているようです。
せどりや転売ビジネス、BUYMA(バイマ)、FX投資、アフィリエイトなど、様々な在宅ビジネスがあります。
このような、自宅にいながらにしてお金を稼げる仕組みを確保するというのも、経済的な自由と好きなことができる時間を手にいれる方法のひとつと言えます。
仕事探し中のアラフォー主婦必見!国から支援金も!
国が主婦の再就職支援に乗り出している
2013年から、主婦インターンシップ制度が始まりました。これは国の制度で、中小企業庁が主導で行っています。
結婚や子育てなどでいったん仕事を離れた主婦の再就職を支援する目的で、まずインターンとして働き、働くことに慣れてもらうというものです。中小企業新戦力発掘プロジェクトと呼ばれています。
不足する労働力を補い、国の経済発展に生かすため、現在育児中のために専業主婦をしている女性たちの存在に注目したというわけです。
日本の女性の労働力は、国際的にもまだ低く見られています。日本の男女平等は遅れています。これを改善し、女性が活躍できる社会を目指すとのことです。
国として応援、主婦インターンシップ
国の再就職支援の中でも、主婦インターンシップと呼ばれる「中小企業新戦力発掘プロジェクト」は興味深い取り組みです。
インターンシップというと、学生向けの制度というイメージが強いですが、この対象を主婦にも広げ、仕事場で実習生として働く中で仕事を持つ感覚に慣れ、その後本格的に就職していってもらいましょう、という支援制度です。
この制度の良い点は、実習期間の間、日額5000円〜7000円の助成金がもらえるところです。
お子さんがまだ小さい場合、保育所への申し込みも可能となっています。