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親の過干渉に苦しんでいる場合の対処法について

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対処法はあるのか?親の過干渉に苦しむ人の声

まず、過干渉に苦しむ人の声をいくつかご紹介していきます。

「母は私にいちいち干渉してくる人です。8月からアパートで1人暮らしをすることが決まっているのですが、家具や家電など、何から何まで母が選んでいる状態です。お金は私が出しているのに… 自分の好きなものを選びたいのですが、聞く耳を持ちません。おかしいですよね。もう私30ですよ。母はそれが普通だと思っているようです。」(30歳/接客)

「子供の頃から、やたら干渉してくる親が鬱陶しいと思っていました。いい加減やめて欲しいという気持ちと、親を邪険にすることはできないという気持ちがぶつかり合って苦しんでいました。もういい年なので、ハッキリと伝えようと思っています。」(27歳/技術)

「私は親に過干渉されるような環境で育ってきました。自分から友達を作れなかったり、何か困った時にすぐに人に頼ってしまったり… こんな自分は親の過干渉が原因なのかな… と思ってしまっています。」(28歳/営業)

そもそも親の過干渉とは?

過干渉とは、その名の通り、必要以上に干渉し過ぎることです。

では、過干渉な親とはどういったことでしょうか? 

子供の意志を尊重せずに何もかもを決めてしまったり、子供の都合や気持ちを考えずにあれこれ口出しをしてしまったりなど、子供を主体的な人間とは認めずに、自分の意のままにコントロールしてしまうこと。

これが過干渉な親の特徴です。(過干渉と過保護との違いについてはのちひどご説明します。)

こういった親の元で育つと、本当の自分を表現することができない、自分の頭で考えることができない、何かトラブルが起きた時に対処しようとしない、自立が遅れてしまう、といった問題が起きてくるようです。

近年では、過保護よりもこの過干渉の方が盛んになってきている、またそれにより生きにくさを抱える人が増えてきている、と言われています。

対処法も違う?親か過干渉と過保護とは別物

過干渉と過保護はどう違うのでしょうか?

例をあげると、本来、子供は自分で着替えることができるのに、着替えを手伝ってしまう… 「アイス買って」「おもちゃが欲しい」という要求にすぐに答えてしまう… こういったことを過保護と言います。

過保護は望んでいることを望み通りにし過ぎてしまうこと、過干渉は望んでないことつまり嫌がっていることをし過ぎてしまうこと、こういった違いがあると思います。

過保護の場合は、悪いことばかりではなく、「自分は親に愛されている」という気持ちになり、自己肯定感が高まりやすい傾向があるようです。一方、過干渉の場合は、「自分は愛されているのか? 操り人形ではないか?」という気持ちになり、自己肯定感が下がりやすい傾向があるようです。

ただ、どちらも、子供の将来にとっては考え物です。子供も一人の人間であることには変わりがありません。自主性を尊重したいですよね。

親が過干渉をしてしまう原因

過干渉になってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか? 具体的に見ていきましょう。

将来見捨てられるのではないかという不安

親もいつかは歳を取ります。子供に頼らなければ生活できないような時がくるかもしれません。

今のうちにコントロールしておけば将来は助けてもらえるのではないか、このように考えて過干渉してしまう場合があるようです。

我儘な性格になるのを恐れているから

これは上記と似ています。何でも子供の好きにさせてしまうと我儘になっていくのではないか、このように考えて過干渉してしまう場合があるようです。

人とのつながりがないから

友達がいない、地域の人と交流していないんど、人とのつながりがない親ほど、心の隙間を埋めようとして、子供を干渉してしまう傾向があるようです。

また、夫婦の時間が少なくなることでも、そのようになってしまうことがあるようです。

自立するために!過干渉な親への対処法

自分の気持ちをハッキリと伝える

ほとんどの場合、親は過干渉をしていることに気づいていません。自分のやっていることは正しいと思い込み続けている傾向があります。

それまで、自分の本当の気持ちを伝えた事がない場合、ハッキリと伝えてみましょう。

もしうまくいかなくても、それまでとは違った関係性になるかもしれません。

親と離れて生活をする

実家で親と一緒に住んでいる場合、いくら自分で「自立している」と思っても、親の方は「まだ面倒を見ている」というように思っているかもしれません。

過干渉で苦しんでいる場合、思いきって実家から離れて生活をするのも一つの手です。

親の方も、子供が近くにいなければ、次第に子離れしていきます。

この時、住むところについては親に伝えない方がうまくいきやすいでしょう。合鍵も渡さない方がよいでしょう。

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