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子供ができたら仕事は辞めるべきか?後悔しないために考えておくこと

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働く意欲はあったが子供ができて仕事を辞めることに…という人は多い

子供を出産しても女性が働き続けられるよう、政府や企業が様々な取り組みをしていますが、それでも、出産を機に仕事をやめる人の割合はあまり減っていないようです。

厚生労働省が2009年に実施したアンケートによると、「働く意欲はあったが断念した」という人の割合は約8割を占めるようです。

その理由として、

「職場で出産・育児に関する支援制度が整っていないから」
「支援制度はあるが、直接の上司に退職を推奨されたから」
「ほぼ強制的に解雇された」
「仕事を続けたい気持ちはあるが、育児と仕事の両立は難しいと感じた」

といったものがあるようです。

また、働き続けるために育児休暇制度を利用した後に復帰したが、戦力とは見なされず、その数年後に辞めることに… こういう例も少なくないようです。

これは、ほとんどの働く女性が向き合わなくてはならない問題と言えるでしょう。

理解のない会社?子供ができて仕事を辞めることになった例

うちの会社では、子供ができても退職はせず、育児休暇を取得した後に職場復帰する女性社員が増えています。

私も育児休暇を取得しました。仕事が好きでずっと働き続けたかったからです。

「育児休暇制度を使えばキャリアを諦めることなく仕事を継続できる」 そのように考えていました。

しかし、ことはそう単純ではありませんでした。

「制度に甘えている人は戦力にならない」「ブランクがある人は感覚を忘れている」という見方をする人もいるんですよね。

私の上司は正にそういった上司でした。

自分で言うのもおかしいですが、私の場合、職場に居続けるためにかなりの努力をしました。

でも、思ったような評価は得られず、結局辞めることに。

人事担当者にこっそり聞いたことがあるのですが、やはり、育児休暇を取得した人はあまり出世しない傾向にあるようです。とても難しい問題です。

理解のある会社もある?子供ができても仕事を辞めなかった例

私の場合、子供ができてからも、同じ職場で働き続けました。仕事にやりがいを持っていたからです。

しかし、仕事が忙しいと子育てまで手が回らなくなることも… 夫や夫の両親に迷惑をかけることも多々ありました… 仕事も大事ですが、それ以上に家族の方が大事です。

仕事を辞めることを本気で考えました。

しかし、私が悩んでいる様子に気が付いたのか、職場のある人が熱心に相談に乗ってくれるように。

そして、上司や人事の人にもかけあってくれるように。結果的に、子育てで忙しい期間は時短勤務という形にしてもらえました。

そのおかげで、仕事を辞めることなく、子育てを全うすることができました。その人には感謝をしてもしきれません。

あと、時短勤務をすると出世できないという話もありますが、うちは大丈夫のようです。

誰もが気になる!子育て後の再就職は可能なのか?

子供ができたことを機に、一旦は会社を辞めるけれど、子育てが落ち着いたら再就職しよう… 経済的にそうせざるを得ない… このように考える女性もいることでしょう。

しかし残念ながら、日本では、ブランクのある人が仕事をしようとしても、以前のように仕事ができるような環境がまた整っていないようです。

ほとんどの企業が、同じような能力・スキルを持つ人であればブランクのない人を選ぶようです。

採用担当者には、「当時のスキルはもはや通用しないのではないか」「仕事をする感覚が鈍っているのではないか」「体力的にもたないのではないか」という見方をされてしまうんですよね。

ただ、子育てをしている間、同時に資格勉強をしたりスキルを身に着けたりして再就職することができた、という例もあります。

子育てには苦労が伴うものですが、子供が寝ている間などは、比較的自由に時間を使うことができますね。

子供ができて仕事を辞めることに…でも後悔はしていない?

実際に仕事を辞めた方はどういった見方をされているのでしょうか? 後悔はされていないのでしょうか?

ある調査によると、「後悔していない」が51%、「どちらかといえば後悔していない」が19%、「後悔している」が17%、「どちらかといえば後悔している」が13%、という結果になったようです。

後悔していない人の方が多いとことになりますね。後悔していない人の声をご紹介していきます。

「育児中、経済的なことを考えて働きたいなと思ったことはありますが、子供が病気や怪我をした時にすぐに対応できたんですよね。今となってみれば、これでよかったかもと思っています。」

「収入やキャリアも大事ですが、仕事を辞めたことで子供と有意義な時間を過ごすことができました。仕事を続けていたらこの時間が手に入らなかった… こう考えると辞めてよかったのかもしれません。」

実際に子育てをしてみてわかることもあるようですね。

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