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母子家庭で奨学金を利用したい…中学校で利用できる制度とは

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母子家庭で私立中学校の奨学金を利用したい!

中学校の奨学金ですが、私立中学校によっては、奨学金制度を活用できるところがあります。

公立中学校で奨学金制度というのはあまり聞きませんが、地方自治体によっては奨学金などの助成があるところもあります。

最近では、私立中学校と公立中学校の特徴や好みが分かれてきているようで、公立中学校と私立中学校のどちらが良いかという議論もいろいろなされているようです。

私はその違いの根本にあるものの一つは先生だと思います。

たとえれば、公立中学校というのは国営企業そして先生は公務員、私立中学校は民間企業、その先生はサラリーマンなのです。

ですので、私立中学校は入学者数が学校の経営に直接影響しますので、学校ごとの特色をアピールして入学者数を増やそうとしているのです。

しかし最も大事なことは、中学校に行く本人と入学しようとしてる学校との相性だと思います(本人の性別や学力、親の収入なども関係してきますが)。

母子家庭の中学生が利用できる奨学金の内容

奨学金というのは、高校生や大学生が対象のものは数多くありますが、中学生が対象のものは少ないのが実情です。

しかし、一部の私立中学校には奨学金制度がありますし、一部の地方自治体には中学生への奨学金や助成金があります。

さらに民間の財団で小中学生への奨学金を給付しているとこともありますので、いろいろと情報を集めてみることをおすすめします。

さて、それらの内容についてですが、中学校の奨学金では、中学に入学後に家庭の事情で授業料などの支払いが難しくなった場合に援助するためのものや、優秀な生徒を集めるためのものなどがあります。

そして民間の財団によるものの一つは、経済的な理由で学習の機会を逃すことがないようにということや、将来の日本に必要な優れた人材の育成に寄与するという目的のために設けられたものがありました。

地方公共団体や国による奨学金や助成については、後ほど詳しく説明したいと思います。

母子家庭の中学生への奨学金以外の助成とは

私立中学校に通う生徒の負担を少なくするためなどとして、国や地方自治体から私立中学校への助成が行なわれています。

特に平成29年度からの新たな取り組みとして国(文部科学省)の「私立中学校等に通う児童生徒への経済的支援に関する実証事業」というのがあります。

基本的には、年収400万円未満の家庭が対象で、家庭の状況により変動しますが、支給額が現時点では年間10万円とのことです。

また、地方自治体によっては私立中学校だけというわけではなく、母子家庭奨学金母子父子寡婦福祉資金貸付金などの制度のあるところもあります。

詳しくは、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。

これ以外に国(文部科学省)からの援助としては「私立学校振興助成法(昭和51年施行)」があり中学校も含まれています。

また「私立高等学校経常費助成費等補助金(昭和51年施行)」というのもあり、これには幼稚園から高校までの児童・生徒が含まれています。

私立中学校に入学するために必要なお金

特に私立中学生になるためには様々なお金が必要になってきます。

まず中学受験というものを考えってみますと「塾の費用」や「家庭教師の費用」が必要になります。

そして合格して私立中学校に入学しようとしますと「入学金」や「授業業料」「寄付金」などの高額な費用が必要になってきます。

参考までに東京都の場合で考えてみますと、学習塾では中学受験のための費用として3年間(4年生からとして)で約200万円ほど考えておく必要がありそうですし、それと私立中学校に入学した場合、入学初年度に必要な費用の平均は約100万円弱となるようです。

私立中学校に入学を希望する理由は様々あるようですが、費用の面についても考えておかなければなりません。

公立中学校と私立中学校、どちらを選ぶかは親と子供とで良く話し合って決める必要があるかと思います。

親の気持ちだけが先走ってもうまくいくものではありません。重要なのは子供と学校の相性や子供本人の気持ちというというものではないでしょうか。

母子家庭の中学生でも利用できる奨学金以外の「特待生制度」

私立中学校が優秀な生徒を集める戦略の一つに「特待生制度」というものがあります。

入学試験に特待生入試として別個の枠を設けているものと、入学後の成績などにより特待生として認める方法などがあります。

また、成績以外にスポーツや学芸などの特待生制度も設けている学校もあります。

この特待生制度は学校によっていろいろな種類がありますが、多くの場合が成績優秀な生徒の学費の一部または全部を免除するものです。

ただ、ご注意いただきたいのが、特待生制度によって授業料の免除が初年度の1年間だけという学校もありますし、また成績が一定水準以下に下がると特待生ではなくなる学校もありますので、よく確認しておく必要があります。

気をつけていただきたいのが、中学生になる本人がその学校に馴染めそうか、また本人が特待生となった場合でも浮かれることなく地道に勉強を続けていけるような性格なのかということも大切です。

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