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派遣の仕事を辞める時のマナー……契約期間内に退社したい!

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派遣社員は契約期間内に仕事を辞めることができるのか?

派遣社員は契約期間が決まっています。原則、この期間の途中で辞めることはできません。

これは派遣先の会社にも言えることで、会社側の一方的な理由で契約を破棄することはできないことになっています。

お互いに派遣の雇用契約を結んでいるため、そう簡単には契約を破棄して解約することはできないのです。

だから、仕事が合わない、興味が持てないという理由だけで簡単に辞めることはできないわけです。

しかし、まったくできないわけではありません。どうしても辞めざるを得ない事情(病気や家庭の事情など)がある場合は解約することが法的には可能です。

ただし、この場合は派遣先、派遣元両方の会社に納得してもらえる理由が必要となります。

このように、自己都合でただ辞めたいという理由だけでは辞められないことを理解しておきましょう。

契約期間内に派遣を辞める時に備えて事前に契約内容をチェック!

派遣社員は契約期間中はまったく辞められないわけではなく、辞めざるを得ない理由がある場合は辞めることが可能です。

自己都合だけで勝手に辞めることはできませんが、辞めざる得なくなった時のために、事前に雇用契約書を確認しておくとよいでしょう。

自分が今の仕事でどのような雇用契約、労働契約を結んでいるのか確認しておくのです。そこに退職できる条件が記載されているはずです。

どういう条件ならば辞めることができるのかを確認しておきましょう。

また、就業規則に退職に関する規定が記されている場合はそれに従う必要があるのできちんと確認しておきましょう。退職時にはなにが必要になるのかも確認しておくとよいです。

辞める前提で確認するのはおすすめできませんが、万が一辞めることになった時に慌ててしまわないように事前に確認しておくことは必要なことです。

契約期間内に派遣の仕事を辞めることになった時に必要な行動

では、実際に派遣社員が契約期間内に仕事を辞める時にはどのようにしたらよいのでしょうか。

ここでは、契約社員が契約期間中に仕事を辞めることになった時に必要な行動について紹介します。

辞めることになった場合には、まず派遣元の担当者に相談しましょう。何の連絡もせず、いきなり辞めてしまうのは問題です。

派遣社員は派遣元の会社と契約を結んでいるため、まず派遣元に相談するようにしましょう。

その上で、担当者が対策を考えてくれるはずです。辞めることになった理由に派遣先が関わっているのであれば、改善するように動いてくれるはずです。

また、辞める理由が正当なもので、辞めざるを得ないものであれば、その方向で調整を進めてもらえるでしょう。

とにかく、今の派遣の仕事を辞めることになった時は、まず派遣元の会社の担当者に相談しましょう。

契約社員が契約期間中に辞める場合に許されない理由とは?

派遣社員が契約期間中に辞める場合は、自己都合であることがほとんどでしょう。

しかし、自己都合と言えども、許されない理由とそうではない理由があるものです。

ここでは、どういった理由が許されないのか、許されるのかを紹介します。

まったく個人的な理由は許されない

辞める理由が病気や家庭のやむを得ないものではなく、まったく個人的なものである場合は許されない可能性が高いでしょう。

派遣元の会社は派遣先の会社と派遣契約を結んでおり、派遣元の会社は継続的に社員を派遣することが義務となっているからです。

個人的な理由で一方的に辞められることは派遣元会社にとっては許されないことなのです。

さらに、突然退職すると派遣先の会社にも大きな損害を与える可能性があります。

その場合は、派遣先の会社から派遣元の会社に契約違反の訴えがあるかもしれません。同時に派遣元の会社からは派遣社員に対して損害賠償請求がくる可能性もあります。

他会社へ就職する場合は許される可能性も

他の会社に就職することになった場合、派遣元会社としては許さないことになるかもしれません。

でも、他会社では正社員として雇われることになっている場合は、派遣元会社はそうも言えないでしょう。

それは派遣社員よりも正社員のほうが雇用が安定しているため、そちらの方がメリットがあるからです。

この場合も突然辞めることは会社に損害を与える可能性があり、やってはいけませんが、このような理由であれば辞めても許されるものでしょう。

契約期間内で派遣の仕事を辞める時に最低限すべきこと

いざ、辞めることになったとしても、すぐに辞めることは派遣先の会社に対して迷惑をかけてしまうことになるでしょう。

なぜなら、次に自分と同じ仕事をする人がいるからです。次の人がすぐに仕事を始められるように、辞める前にその人にしっかり引き継ぎをしておくことが大事です。

だから、辞めることになったとしても、辞めるまでの期間には余裕をもっておきましょう。

引き継ぎ内容にもよりますが、最低でも1ヶ月くらいはほしいところです。できたら、派遣先が提示した条件に従うのがよいでしょう。

できるだけ後腐れなく派遣先の会社を去れるように、しっかりと引き継ぎを行っておきましょう。

そして、最後には感謝の気持ちをもって辞めるようにしましょう。契約期間内に辞めるのであればなおさらです。

それが仕事を辞める人の最低限のマナーです。

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