新婚夫婦が家事を分担する際に一番大事なこと
新婚で共働きの夫婦が家事分担する上でまず大事なことは、夫婦間のルールを決めておくということです。
家事の内容というよりも、分担する上での取り決めと言ってもいいでしょう。
例えば、次のようなことです。
- 相手の家事の方法に口を出さない
- 子供ができたら、家事をしないほうが子供の面倒を見る
- 2人同時に台所に立たない
などです。
特に妻は夫の家事に対して口うるさく言いたくなるものです。
しかし、せっかく家事を分担したとしても、口を出されてしまっては夫のほうはやる気をなくしてしまうでしょう。
そうならないために、お互い気持ちよく家事ができるように夫婦間でルールを決めておくのです。
ただ、ルールを決めても時には不満を言いたくなることもあるでしょう。その際には、一度に多くのことを言うのではなく、1つのことだけに絞り言うようにしましょう。
特に女性は爆発して多くのことを言いたくなるものです。しかし、一度にたくさんのことを言っても、相手はまとめて対応できません。
ですから、不満を言う時には、シンプルに1つのことに絞って言うようにしましょう。
新婚夫婦が家事を分担する際には完全分担はしないことが大事
新婚夫婦が生活を始めるにあたり、家事分担をしっかり決めておくということは大事でしょう。
しかし、完全に分担しておくことはあまりおすすめでききません。
なぜなら、共働きしていると、つい自分担当の家事をすることを忘れてしまったり、できなかったりすることがあるからです。
そして、その家事をこなせなかった相手に対して、もう一方の人はイライラとしてしまうことになります。
これは、家事を完全に分担してしまっているからです。
こうならないためには、家事を完全に分担するのではなく、イレギュラーパターンを作っておきましょう。
例えば、「この家事は平日は妻、休日は夫がやる」「平日の食事は早く帰宅してほうが作る」という風にです。
また、相手の仕事が忙しすぎて、分担していた家事がどうしてもできないという場合もあるでしょう。
その場合には、相手の家事を手伝ってあげることも大切です。
このように夫婦間で家事を分担する際には、あまりガチガチにならないよう完全分担しないことをおすすめします。
家事でお互いもめないためにはあえて分担しないことも一つの手
新婚夫婦で家事を分担するにあたり、特に役割分担をしておかないでおくという方法もあります。
その時にできるほうが家事を担当するのです。この方法だと、その都度、時間が空いている人が担当するため、ある家事ができなかったということがありません。
また、担当分担した家事をしなかった相手に対してイライラすることもないでしょう。
お互いが話し合って協力しあうことになるため、夫婦間のコミュニケーションも増えるのではないでしょうか。
ただ、この方法だと、時間が空きやすい方に家事を任せきりという状態になってしまうこともあります。
特に仕事などが忙しくなると、家事のことを意識しなくなるものです。そうなると余計に一方の人に家事を任せてしまうことになるでしょう。
そうならないためには、相手が家事をしてくれたら、今度は自分がするという意識を持つことが大事でしょう。
そして、自分の時間が空いたら積極的に家事に関わるようにするのです。
仕事が忙しい時に家事に関われないことは仕方ありません。
ただ、相手がやってくれた分をしっかり恩返しするつもりで別の時間で対応してあげることが大切です。
新婚夫婦ならではの家事をうまく分担する方法
新婚だからこそ、できる家事の方法もあります。それが家事を一緒にやってみるという方法です。
例えば、休みの日に片方が料理をすると同時にもう片方は掃除をするのです。あらかじめ分担していてもいいですし、お互いに得意なことをやるのでもいいでしょう。
新婚の時期は一緒に何かをやることが楽しい時期でもあります。これは新婚ならではの方法と言ってもいいです。
ただ、平日は仕事で一緒にいる時間が少ないでしょうから無理に一緒にやらずできる方がやるようにし、そして休日に一緒にやるというやり方でもいいでしょう。
相手が動かなさそうであれば、「私がご飯を作るから掃除をお願い」という風に相手に対して家事を促してもいいかもしれません。一緒に家事をやろうという状況を作りましょう。
このように、一緒に家事をすることで新婚夫婦の親密度も深まっていくでしょう。
夫婦の家事分担をうまく続けていくために必要なこと
夫婦で家事分担してもうまくいかないこともあります。その大きな原因が、どちらかが家事をするとそのことを当たり前だと感じ始めるからです。
分担しているので、その家事をどちらかがやることは決まっているのですが、それが当たり前となり感謝の気持ちも忘れてしまうようになるのです。
そうなると、家事をしている人は「誰のために家事をしているのだろう」という気持ちになり、不満につながってしまいます。
こうならないためには、家事をやってくれた相手に対して、こまめに感謝の気持ちを伝えましょう。
それは自分担当の家事を手伝ってくれた時はもちろんのこと、相手担当の家事であってもやってくれたことに対してしっかり感謝の気持ちを伝えることが大切です。
人は感謝の言葉を言われると自分の存在を認められた気持ちになり、やりがいを感じるようになるものです。
家事分担をうまく続けていくためには、お互いを尊重し、相手に対してしっかり感謝の気持ちを伝えることが大事です。
夫婦の家事分担の仕方がわからないときに有効な方法
夫婦で家事の分担をするときにどう分担していいのか分からないこともあるかもしれません。
そのときには、夫婦それぞれの仕事のスケジュールに合わせて分担するのも一つの手です。
特に休みの曜日が違ったり、帰りの時間が合わない夫婦には、この方法は有効でしょう。
例えば、休みの曜日が違うようであれば、休みの人が家の掃除、洗濯を担当し、仕事の人がゴミ捨てや買い物をするというように分担するのです。
また、帰りの時間が違うようであれば、帰宅が早い方が夕食を作るようにするのです。
このようにお互いの仕事のスケジュールに合わせることで、無理なく家事分担ができます。
そして、仕事のスケジュールに合わせて分担することで、家事自体も無理なくできるでしょう。
家事分担するにしても、仕事と並行してやらなければいけません。仕事に影響が及ばないようにうまく分担したいものです。
家事に疲れないためにおすすめしたい家事スタイル
家事をするときにあまり完璧を求めないようにしましょう。特に共働きで家事を分担しているときは、あまり完璧にならないようにしましょう。なぜなら、完璧にやることを相手にも求めてしまうようになるからです。
また、お互い仕事で疲れている時に家事を完璧にこなすことは辛いものです。ただでさえ仕事で疲れているのに家事まで完璧を求めていては、身が持ちません。
だから、家事にはあまり完璧を求めないようにしましょう。おすすめは「ゆる家事スタイル」です。
例えば、21時以降の食感洗いはつけ置きにして朝に洗う、平日は掃除せず休日だけにするなど、ちょっと家事の手を抜くのです。
少し家事の手を抜いたからといって、誰かに文句を言われることはありません。
完璧を求めて無理に家事するほうが体を壊してしまう可能性もあるため、やめたほうがいいでしょう。
家事が辛いと感じていたら完璧を求めているのかもしれません。そんなときは意識して「ゆる家事スタイル」を試してみてはいかがでしょうか。
家事分担しても夫がなかなかやってくれないときにオススメの方法
せっかく家事分担したのに、いざ家事を頼むと「疲れた」だの「足が痛い」だの言って、なかなか家事をしない夫もいるものです。
このような夫に対しては、子供のように褒めて伸ばすことを考えましょう。例えば、共同で料理などをしてみるのです。それも手間がかかる料理がいいでしょう。特に魚料理は手間がかかるものが多いのでおすすめです。
そして、夫に手間がかかる作業をやってもらいましょう。その時に、夫ができたことを褒めるのです。そうやって褒めることで、夫の家事に対するやる気が高まってくるでしょう。
そうやって夫の家事に対して褒め続けることで、夫も少しずつ家事が楽しくなってくるはずです。
ここまでいくとほぼ成功したも同然です。ここで大事なことは共同で家事をするということ。
一緒に買い物に行ったり、一緒に食事のメニューを考えることも共同作業です。
一つの家事がうまくいったら、次の家事をやってみましょう。