こういった理由からアルバイトを掛け持ち…でもバレるのが怖い?
アルバイトを掛け持ちしている人って結構いますよね。どのような理由で掛け持ちをするのでしょうか?
よくあるのが、単純に、使えるお金を増やしたいというものです。実際、金銭的に余裕ができたことから、「欲しい物を買えるようになった」「デートでいいところ行けるようになった」「海外旅行に行けるようになった」という声があるようです。
その他の理由としては、「様々なジャンルの人と出会いたい」「スキルアップしたい」「社会のことをもっと知りたい」というものがあります。アルバイトにより視野や可能性が広がるということもありますよね。
ただ、アルバイトの掛け持ちにはリスクもあります。掛け持ちを禁止しているところでアルバイトをしている場合、「バレてしまうのではないか」というものです。
アルバイト先によっては、まずい立場に追い込まれてしまうこともあるでしょう。
アルバイトの掛け持ちがバレる理由-バッタリ会ってしまう
では、なぜアルバイトの掛け持ちがバレてしまうのでしょうか?
アルバイト先でもう一方のアルバイト先の人とバッタリ会ってしまった… 業務上、その場から逃げることができなかった… こういった例が多いようです。
これは、コンビニ、スーパー、居酒屋などで接客業をしている場合、またもう一方のアルバイト先の近所で働いている場合に起こりやすくなるものだと言えるでしょう。
「ここでアルバイトしていることは黙っていればよいだろう」と思っていても、アルバイト先の人が絶対に来ないとも限りませんよね。
また、自分が気づかないうちに、「○○さんは○○でもアルバイトしているみたい」といった噂をされていることもあるかもしれません。
それが担当者に伝わってしまえば、「その店に用事はないけれど事実確認をしに行こう」となる場合も十分に考えられます。
アルバイト掛け持ちがバレる理由-役所関連の処理をするから
他の理由として、アルバイト先の事務や経理の人が税金関連の処理をする時にバレてしまう、というものがあります。
アルバイト先は、あなたに支払った給料を、役所に申告する義務があります。
申告を受けた役所側は、あなたのアルバイト収入から住民税を計算し、アルバイト先に対して、その額を給料から天引きすることを指示します。
これは日本の決まりです。どうすることもできません。
普通徴収にすればよいという話もありますが、アルバイト収入だけ普通徴収というわけはいきませんから、急に給与所得も普通徴収に切り替えるとなると、会社の総務などに伝えなければなりません。
アルバイトを掛け持ちしていれば、税金額はそれぞれの給料を合算した額から計算されることになります。
会社の人が、あなたの本来の給料に対して住民税の額が多いことに気が付けば、「なんでだろう… 他でアルバイトをしているのかな… うちは掛け持ちが禁止になっているから事実確認をしないと…」ということにもなるかもしれません。
ちなみに額が少なければ、住民税の額も極端に増えることはありませんので、会社側に気づかれないこともあるようです。
または、何か指摘された時には、不動産収入などの不労所得があるとすれば、会社側も何も言えないでしょう。
そもそもなぜアルバイトの掛け持ちを禁止するのか?
アルバイトの掛け持ちを禁止する会社はたくさんありますが、そもそもなぜ禁止するのでしょうか?
疲労するから
掛け持ちをすることで労働時間が増えてしまえば、精神的にも肉体的にも疲労しやすくなっていくでしょう。それだけ体調も崩しやすくなっていきますね。
これにより、遅刻や欠勤が増えてしまうのを恐れているようです。
シフトが組みにくい
掛け持ちしているもう一方の職場を考慮しながらだと、シフトが組みにくくなりますね。アルバイト先の悩みの種も増えてしまいます。
また、ダブルブッキングという問題も起こりやすくなります。
情報漏洩を避けるため
中には競合他社との掛け持ちだけを禁止している会社もあります。これは情報が伝わることで相手を有利にしてしまう恐れがあるからです。
掛け持ちがバレたらトラブルに発展することもあるかもしれません。
アルバイトを掛け持ちしていた方に聞くデメリット
アルバイトを掛け持ちしていた経験のある方の中には、後悔している人も少なくないようです。ここでいくつか声をご紹介していきます。
「最初は全然大丈夫だろうと思っていましたが、やってみると体力的にとても辛くなってしまいました。「もうお金はいらないから休ませてくれ」 毎日のようにこう考えていた時期があります。」(21歳/大学生)
「スケジュール管理が大変でした。一度ダブルブッキングになりかけてかなり焦りましたね。もうしないと思います。」(20歳/大学生)
「大学生の頃、アルバイトを掛け持ちしていました。「掛け持ちがバレたらどうしよう…」と考えながら働くのは結構精神的な負担になってきます。」(27歳/営業)
「昔、アルバイトを掛け持ちしていましたが、体調を崩しやすかったですね。アルバイト先に迷惑をかけてしまうこともありました。」(40歳/主婦)
こういった声もあります。
アルバイトの掛け持ちにはメリットもありますが、同時にデメリットもあります。始める前に、一度じっくりと考えた方がよさそうですね。