MENU

子供がいると正社員にはなれない?正社員までの道のり

  • URLをコピーしました!

女性が働きやすい環境を…と、様々な改革が行われていますが、実際には子育ての両立が上手くできずに仕事ができない女性は少なくありません。

特に正社員で働くことは条件的にも難しく、多くの子供を持つ女性の悩みともなっています。 しかし、実際に子供がいても正社員として働いている女性もおり、職場によっても受け入れ態勢がバラバラです。

そこで今回は、子供がいる女性が正社員として働くためのポイントや考えるべきポイントを紹介します。

目次

子供がいると正社員にはなれない?子育てと仕事の現状

女性が働きやすい環境を!という声が高まっていますが、現実には子供がいると正社員になるのは難しいと感じている女性も多いのではないでしょうか。

日本は女性の就業率が低く、先進国の中でも下位に位置しています。OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本の女性の就業率は2020年では34カ国中13位で、決して高いとは言えません。

仕事を辞めた女性の本音

仕事を辞めた女性の中には、子育てに専念したいという希望から仕事を辞めた人もいますが、実際には職場環境や社会的なサポートが不十分だったことが原因だった人も少なくありません。

例えば、以下のような理由で仕事を辞めた女性がいます。

  • 職場に保育園や託児所がなく、子供を預ける場所が見つからなかった
  • 職場に育児休暇や時短勤務などの制度がなく、子供の世話と仕事の両立ができなかった
  • 職場や家族から子育てしながら働くことに対する理解や協力が得られなかった
  • 子供が病気になったり、学校行事や授業参観などに参加したりすることで仕事に支障が出た
  • 出産前と同じように仕事のパフォーマンスを求められたり、昇進や昇給のチャンスを失ったりした

これらの理由から、仕事を辞めざるを得なかった女性も多いのです。

正社員に戻るまでの道のり

子育てが一段落した後に、再び働き始める女性もいます。しかし、出産前と同じように正社員で働くことは容易ではありません。

正社員に戻るためには、以下のような課題や困難があります。

  • スキルや知識が古くなっていると感じる
  • 正社員として採用される求人が少ない
  • 正社員として働くことに対する自信やモチベーションが低い
  • 子供や家庭のことを考えて、勤務時間や勤務地などに制約がある
  • 子供や家族から働くことに対する反対や不安を抱える

これらの課題や困難を乗り越えるためには、自分のスキルや価値を高めることや、自分に合った働き方を見つけることが重要です。

子供がいると正社員にはなれないのか?

子供がいると正社員にはなれないというのは、必ずしも真実ではありません。実際には、子育てしながら正社員で働く女性もいます。

子育てしながら正社員で働く女性のメリットとデメリットは以下のようになります。

メリット

  • 経済的に安定する
  • 自分のキャリアや夢を追求できる
  • 子供に自立や努力の姿勢を見せられる
  • 子供以外の人間関係や刺激を得られる

デメリット

  • 子供との時間が少なくなる
  • 子供の世話や家事の負担が大きくなる
  • 職場や家庭でのストレスが増える
  • 子供や家族からの理解や協力が得られない場合がある

子育てしながら正社員で働くことは、メリットもデメリットもあります。自分の価値観やライフスタイルに合わせて、自分にとって最適な働き方を選ぶことが大切です。

子供がいるからこそ正社員を目指すべき理由

子育て中でも仕事を続けたり再開したりする女性は増えていますが、その多くはパートやアルバイトなど非正規雇用です。実際に2019年度の女性労働者数は約2900万人でしたが、そのうち正社員は約1300万人、非正規雇用は約1600万人と、正社員よりも非正規雇用の方が多いのです。

非正規雇用は正社員に比べて働きやすいと思われがちですが、実際には収入や福利厚生、キャリアアップなどの面で大きな不利益を受けています。子供がいるからこそ、将来のためにも正社員を目指すべきなのです。

正社員と非正規雇用の違い

正社員と非正規雇用では、どのような違いがあるのでしょうか。以下の表にまとめました。

項目正社員非正規雇用
収入平均年収約500万円(2019年度)平均年収約200万円(2019年度)
福利厚生社会保険や退職金などが完備されている社会保険や退職金などがないか、不十分な場合が多い
キャリアアップ昇給や昇進の機会がある昇給や昇進の機会が少ないか、ない
安定性解雇される可能性は低い契約期間が決まっており、更新されない可能性がある

この表からわかるように、正社員と非正規雇用では、収入や福利厚生、キャリアアップ、安定性などの面で大きな差があります。同じ時間働くのであれば、正社員で働く方がメリットが大きいと言えます。

正社員になるために必要なこと

では、子育て中でも正社員になるためにはどうすればいいのでしょうか。まずは自分の希望する条件を明確にすることです。例えば、

  • 勤務時間や勤務地
  • 休日や休暇
  • 育児支援制度
  • 給与や待遇

などです。これらの条件に合った求人を探すことが重要です。

次に、自分のスキルや経験をアピールすることです。子育て中でも仕事を続けたり再開したりする女性は、家庭と仕事を両立させる能力や責任感が高いと言えます。

また、以前働いていた職場で培ったスキルや経験も有効に活用できます。自分の強みをしっかりと伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができます。

最後に、マザーズハローワークを利用することです。マザーズハローワークは、通常のハローワークと同じ求人情報を提供していますが、子育て中の女性に合った条件の求人を紹介してくれる窓口です。全国に約200箇所あります。

マザーズハローワークでは、

  • 子育て中でも働けるような柔軟な勤務形態
  • 育児休業や時短勤務などの制度が整っている

など、通常のハローワークと求人自体は変わりませんが、より子育て中のママに合った条件の求人を紹介してもらえる窓口です。

全国のマザーハローワーク・マザーコーナーズコーナーはこちら(厚生労働省HPより)

子育て中には、会社に求める条件がいくつもあり、条件に合わなければ働くことを諦めていた方でも、安心して就職について相談することができます。

子供がいても正社員で仕事をする女性との違い

子供がいても正社員で働いているAさんにお話を伺ってみたところ、働くことを決めた時には、ブランクもあり、子育て中で会社に求める条件も多かったそうです。

しかし、マザーズハローワークで何度も相談しながら、自分に合った働きやすい職場の求人を見つけられたそうです。

しかし、自分の条件に合った求人があっても、その会社に受かるかどうかは別の話です。

Aさんはこの会社のどうしても入社したいという強い気持ちから以下のようなことにポイントを置いて、面接に臨んだそうです。

  • 手間暇をかけて履歴書を作成した
  • 面接の質疑応答の練習を何度も行った
  • 自分が譲れない条件を絞った

これらのポイントをマザーハローワークで相談しながら、万全の状態で面接に挑んだそうです。

絶対に外せない求人があった時には、そこに注力することが大切だとAさんはおっしゃっていました。

正社員で仕事したい!子供がいる時の留意点

Aさんが、子供がいる状態で正社員の求人に応募した時に、絶対はずせない条件を提示することもポイントの一つにあげていましたが、子供がいる上で就職する時にはしっかり条件を提示することが大切です。

あまり条件を言いすぎると合否にマイナスな影響になってしまうのでは?と考えがちです。

もちろん条件を提示することで合否に何らかの影響を与えることにはなりますが、

  • 子供が病気の時は急に休むことがある
  • 残業はできない
  • 土日は出勤できない

など、どうしても外せない条件を会社側に伝えておかなければ、実際にそうなった時に対応できなくなり、結果的に仕事を続けられなくなってしまいます。

伝えるべきことはしっかり伝え、その上で入社することが重要なのです。

子供がいても正社員で働くのであれば、その点をしっかり会社に伝え、理解を得ることが大切なのです。

子供がいる時の正社員としての仕事探し

子供がいながら正社員で働くことは、やはり普通に仕事を探すよりも難しい場合もあります。

しかし、子供がいることでできないことを考えるよりも、子供がいることがプラスになるような求人もあります。

育児経験が役立つ仕事を選ぶ

保育園や幼稚園の補助や給食の調理員さんなど、家事や育児の経験が生かされる職場もたくさんあります。

また、そういった職場であれば、子供を持つママの状況にも理解があるため、仕事と子育ての両立もしやすいでしょう。

シフトが柔軟な仕事を選ぶ

最近は働く時間を柔軟に組むことができる職場も増えています。

子供の参観日や病気などで急に休みが必要になっても、問題がない職場選びは子育て中のママにとっても、安心して仕事を続けることができます。

確かに、条件に合う求人は少ないかもしれませんが、意外と探せばあなたにピッタリの仕事が見つかるはずです。

できないことを考えるよりも、できることを考えてみましょう。
正社員で働きたいのであれば、それができる環境を整えて、就職活動してみましょう!

子育てをしながら正社員で働くためのコツ

子育てしながら正社員で働くためには、以下のようなコツがあります。

  • 職場に子育てに理解のある上司や同僚がいるかどうかを確認する
  • 職場に育児休暇や時短勤務などの制度があるかどうかを確認する
  • 職場と家庭の役割分担を明確にする
  • 家族や友人、近所などから子育てや家事のサポートを受ける
  • 保育園や託児所などの預け先を早めに探す
  • 子供との時間を大切にする
  • 自分の時間を作ってリフレッシュする

子育てしながら正社員で働くことは、決して簡単ではありません。しかし、工夫や努力をすれば、可能なこともあります。自分の幸せや目標を見失わずに、頑張ってみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次