派遣社員として登録する際に行われる試験の意味
派遣社員として登録してもらう時には試験があります。それは、スキルチェックで登録者のスキルを把握するために行われるものです。仕事に対する力量をはかるものではありません。
希望する職種によっても内容が変わってきますが、基礎レベルの問題が多いのでそれほど気にする必要はないでしょう。
また、この試験はどんな仕事が向いているのか、どんな業務をこなせるのかを判断するものであって、採用を決めるものではありません。
そのため、ほとんどの場合、不合格になることはありませんので心配する必要もないでしょう。
万が一、自分のスキルに不安がある場合には、派遣会社にスキルアップのための研修プログラムが用意されています。仕事を開始した後にも様々なサポートを受けられます。
派遣社員の登録時の試験はスキルをチェックするためのものと理解してリラックスして受けるようにしましょう。
派遣社員として登録する際に行われることがある一般常識試験
派遣社員として登録する際にスキルチェックの試験を受けることを紹介しましたが、これはあくまで現時点の登録者のスキルを判断するものです。これによって不採用となることはほとんどありません。
このスキルチェックとは別に一般常識テストを実施する会社もあるようです。
内容としては、会社の採用試験で行われるテストと変わりなく、漢字の読み書きや簡単な計算問題などです。小学校や中学校で学んだことが中心となるため、それほど怖れる必要はないでしょう。
また、このテストも完璧に解答する必要はありません。問題のレベルとしてはちょっと知識が必要なハイレベルのものが出題されることもあります。その場合には解答できないこともあるでしょう。
ハイレベルの問題を正答できたら紹介してもらえる仕事の幅も広がっていくかもしれませんが、ほとんどの人は完璧に解答できることはありませんから、できる問題をしっかり解答していく方がいいでしょう。
派遣社員の登録試験で出題されるかもしれないExcel試験
最近は仕事でパソコンを使うことが多くなりました。そのため、そのスキルを問われる試験も行われることがあります。
その中の一つがExcel試験です。Excelはマイクロソフトが販売しているオフィスソフトの一つで表計算ができるものです。このExcelが使えるのかどうかを判定する試験がこのExcel試験です。
実際に仕事でExcelを使いこなしている人であれば問題ありませんが、そうでない人は少し戸惑うかもしれません。
これまで出題された問題には次のようなものがありました。
- 印刷設定の方法(紙のサイズや印刷枚数など)
- 平均値を出すAVERAGE関数の使い方
- 合計を出すSUM関数の使い方
- シートに名前をつけて指定されたフォルダに保存する方法
この試験がある派遣会社に登録する場合に、これまでExcelを使ったことがない人はしっかり勉強しておく必要があるでしょう。
特に関数についてはよくわからないでしょうから、しっかり憶えておく必要があります。ただ、必要となる関数は少ないため、いくつかを憶えておくだけでよいでしょう。
派遣社員の登録時にチェックされるのは試験の内容だけではない!
派遣社員として仕事を紹介される際には、これまでの経験やスキルも重要ですが、それだけで仕事が決まるわけではありません。
その派遣会社の社員として派遣される以上は、会社員としてのコミュニケーション能力やビジネスマナーも問われます。
たとえば、
“試験開始5分前には来ているか?”
“挨拶はきちんとできているか?”
“言葉づかいはきちんとできているか?”
などがチェックされます。
派遣会社としても社会人としてできるだけよい人材を紹介したいと考えています。そのため、このようなチェックも重要になってくるのです。
とはいえ、あまり無理する必要はありません。ここでチェックされることは社会人として当然のことです。
もし、自分でできているか不安な人は次のことに気をつけてみましょう。
- いつでも5分前行動をしている
- しっかりハキハキと挨拶できている
- 言葉づかいとしてタメ口になっていない
- 携帯電話やスマホは電源OFFかマナーモードにしている
このようなことに気をつけるだけでも印象がだいぶん変わってくるものです。
派遣社員の登録試験で不合格となってしまうケース
ここまで、派遣社員の登録時の試験について紹介してきましたが、この試験はスキルをチェックするものであり不合格にはならないことを書いてきました。
しかし、本当に登録試験において不合格になることはないのでしょうか。最後にこのことについて紹介します。
実は派遣会社の中には、登録時の試験によって不合格とする会社もあるようです。
ほとんどの場合、登録されますが、その派遣会社の状況によっては不合格となることもあるのです。
たとえば、派遣会社が中小だった場合、スタッフの情報管理が大変になることから、会社の登録基準を満たさない人は不合格とすることもあるようです。これが大手の場合だと、とりあえずどのような人でも登録してもらえることが多いです。
また、不合格となってしまう理由としては、その会社が自分にあった仕事を紹介できない場合です。紹介できないのは、これまでの経験に基づく場合もありますし、スキルチェックにおいて著しく成績が悪い場合もあります。
また、最近の仕事はパソコンを使うものが多いため、全くパソコンスキルがない人は不合格となってしまう可能性はあります。
とはいえ、このようなことは決して多くないため、ほとんどの人は登録してもらえると考えていいでしょう。