今どきの小学生のお年玉の使い道の実態
今どきの小学生はお年玉を何に使っているのでしょうか。まず、あるアンケート結果から現代の小学生のお年玉の使い道の実態を紹介します。
教育事業を展開している学研が小学生を対象に行ったお年玉の使い道についてのアンケートによると、次のような結果になったそうです。
男の子のお年玉の使い道
1位:貯金
2位:ゲーム機、ゲームソフト
3位:おもちゃ
4位:本や雑誌
5位:お菓子
女の子のお年玉の使い道
1位:貯金
2位:本や雑誌
3位:ゲーム機、ゲームソフト
4位:おもちゃ
5位:文房具
男女共、貯金が全体の8割ほどで断トツの1位という結果になっています。
親が強制的に貯金させているのか、貯金する目的があるのかはそれぞれでしょうが、8割ほどの小学生が貯金をしているというのは驚きでもあるでしょう。
とはいえ、現代の小学生はお年玉をしっかり貯金しているのですね。
子供の将来のために!お年玉の貯金がおすすめ!
基本的にお年玉の使い方は子供それぞれで自由ですが、できるだけ将来の役に立つものに使ってもらいたいものではないでしょうか。
とはいえ、そのとき子供が欲しいものを買ってしまうもの。その時欲しいものを買うこと自体は悪くはありませんが、買ったものが将来にも役立つというのは少ないのではないでしょうか。
欲しいものを買うのはよいですが、将来のために少し残しておきたいものです。
そこでおすすめなのが「貯金」です。
方法としては、子供名義で口座を開設し、その専用の口座に欲しいものを買った残りのお年玉を積み立てていくのです。
基本的にここに積み立てたお金は子供が成人になるまで使わないようにします。口座としては金利が高い定期預金や銀行を選ぶといいでしょう。
成人になるまで積み立てるとかなりの金額になるのではないでしょうか。そして、成人になった時にその積み立てたお金を使ってもらうのです。
将来のためという目的で積み立ててきたのですから、できれば子供には自分への投資として使ってもらいたいものです。
投資として使ってもらうためには、成人するまでにお金の教育もしっかりしておく必要があるでしょう。
子供にお金の大切さを伝えるためにもお年玉の貯金はおすすめ!
お年玉を貯金しておくことは、子供の将来だけではなく、お金の大切さを伝えるためにも重要なことです。
先ほど、子供専用の預金口座を作ることをおすすめしましたが、ここにはお年玉だけではなく、出産祝いや入学祝いなど子供に対するいろいろなお祝いも貯金しておくことをおすすめします。
この口座に子供に関する様々なお祝い金などを積み立てていくのです。
そして、子供が成人した時にその貯金額を確認させるのです。そうすることで、「自分はこれだけ祝福されていたのだ」ということに気づかさせることができるでしょう。
さらに、そうした周りからの愛情に気づくことによって、お金を大切に使おうと思うようにもなるでしょう。
お金を渡すという行為は愛情表現のひとつでもあります。お年玉などを貯金することで、そのことを理解させることもできるのです。
お年玉をいつの間にか使わないためにも大事な子供の貯金口座
最初で紹介した学研のアンケートによると、小学生がもらうお年玉の平均額は18,777円だそうです。
ほとんどの場合、学年が上がるにつれて金額も上がっていくものです。金額としてはそれなりの金額です。
お年玉の使い道としては、最初に紹介したように男女とも「貯金」が断トツの1位でしたが、2位以降にはゲーム機やゲームソフト、本や雑誌などがありました。
ただ、先ほどのお年玉の金額の平均を考えると、これらにお年玉を使ったとしても全額は使えないのではないでしょうか。
であれば、すべてを使い切るのではなく、ここまでに紹介してきたように子供専用の預金口座を作り、お年玉の残りはこの口座に貯金しておく方がいいでしょう。
手元に残しておくといつの間にか使ってしまうということにもなりかねません。そうならないためにも、お年玉の残りを貯金しておく口座を作っておくことは大事です。
お年玉を貯金するための口座を用意する上で親として大事なこと
ここまで、子供のお年玉を貯金するための専用口座を作ることをおすすめしてきました。
ただ、ここで気をつけてもらいたいのは、決して親の口座に貯金しないようにすることです。
親の口座に貯金しておくと、どれが子供のお年玉なのかわからなくなります。また、親がいつの間にか使ってしまうことにもなりかねません。
お年玉は子供が親戚などからいただいたお金です。いくら子供がお金のことを理解できていないとしても、そのお年玉を親が使ってしまってはいけません。
なかには、お年玉を没収する親もいますが、それはあまりおすすめできません。お年玉は子供のお金としてしっかり切り分けて、親としてはきちんと子供の専用口座を作って、その口座で管理していくようにしましょう。
親はこのことをしっかり理解して、子供のお金を奪わないようにしましょう。