独占欲はなぜ強くなる?友達に嫉妬する理由
友達に対して、嫉妬したり独占欲が強くなってしまったりするのはなぜでしょうか?
独占欲とは、相手を自分だけの物にしたいという気持ちのことですが、実は、誰かに取られたり離れてしまったりするのではないかという不安の表れなのです。
確固たる自信があれば、相手との関係を続けて行けるのか不安になって、嫉妬したり独占欲が強くなることはないでしょう。
友達に自分以外の人と話してほしくないとか、独り占めしたいと思う時は、一度自分自身の気持ちを冷静に振り返ってみてください。
自信のなさを相手にぶつけて束縛しようとしていませんか?
誰しも自分の弱い部分を認めるのは辛いことです。
しかし、弱いということは決して悪いことではありません。
弱い部分があるからこそ人の辛さも分かり、優しくなれるのです。
ですから、友達に対する嫉妬心や独占欲を鎮めるには、まず自分の弱さを素直に認めることが大切です。
友達に対して嫉妬したり独占欲が強くなるのはどんな時?
仲の良い友達に対して嫉妬したり独占欲が強くなるのはどんな時でしょうか?
まずあげられるのが「友達が他の人と話をしている時」です。
自分と仲が良い友達が、知らない人と楽しそうに会話をしているのを目にすると、「なんで私が知らない人と楽しそうに話しているの?」と嫉妬したり、「あの子の友達は私なのに」と不安になり、独占欲が強くなることがあります。
また、仲の良い大好きな友達と話している時に、他の人が会話に入ってきた時も、邪魔されたと感じて不快に思うことがあります。
これは、友達を自分の物だと思っていて、会話に割り込んできた相手に対して怒りを覚えるほど独占欲が強い人によく見られる傾向です。
そして、そのような独占欲や嫉妬の裏にあるのが、「私と一緒にいる時が相手にとって一番幸せに違いない」という思い込みと思われがちですが、嫉妬や独占欲が強い人は、強いようで実は自信がなく、認められたい、必要とされたいという想いを抱えていることがあります。
つい、友達に嫉妬してしまうという人は、一度自分自身が本当に望んでいることが何なのか考えてみると良いでしょう。
友達に嫉妬してしまう独占欲が強い人の傾向
独占欲が強い人は、自分の仲のいい友達が他の人と楽しそうに話したり、電話やメールをしたりしているのを見ただけで嫉妬してしまうことがあります。
友達が自分の物ではないとわかっていても、ついやきもちを焼いてしまうのです。
独占欲が強い人は、そんな時、イライラして友達を無視してしまうこともあります。
そして、独占欲が強い人は、友達とふたりでいる時に、その友達が他の人と楽しそうに話し始めたりしたら、嫉妬して優しく対応することができません。
他の人に友達を取られたような気がしたり、友達を独り占めしたいと思うからです。
休みの日に友達を誘って断られると、どんな予定があって、誰と会うのか気になって、つい毎回聞いてしまい、しつこいと思われるのではないかと自己嫌悪に陥るケースもあります。
このように、独占欲の強い人は、友達が好きで独り占めしたいと思っているのですが、一方で、冷たい態度を取ったり、詮索したりして嫌われることを恐れてもいるのです。
嫉妬心や独占欲が強すぎるあの人…その理由は?
嫉妬深く独占欲が強い女性は、自分を信じられず、自己肯定感が低い傾向にあります。
自分自身のことを信じることができないと、相手が自分のことを認めてくれることで自分の価値を感じています。
その結果、いつも誰かに依存し、自分のことを認めてくれる人を探してしまうことになります。
そうなると、友達が他の人と楽しそうにしている姿を見ただけで、「私なんて必要ないんだ」と落ち込んだり、「私がいちばんなのに」と嫉妬したりして精神的にも落ち着くことができません。
自分を信じるには、まずは自分自身で自分のことを満たしてあげることが大切です。
これは、他人がしてくれるものではなく自分にしかできないことであることを理解する必要があります。
それをせずに、独占欲から相手を束縛し、寂しさを埋めてもらおうとしても、相手に自分の気持ちを一方的に押し付けることになり、自身の気持ちも満たされることはありません。
独占欲の強い女性によく見られるのが「誰かに必要とされたい」という想いです。
必要とされたいのに、自分の彼氏や夫、友達などが自分以外の誰かと楽しそうに過ごしている姿を見てしまったら、「私がいなくてもいいんだ」とネガティブな想いにとらわれてしまいます。
自己肯定感が低いと、不安を感じやすくなり、相手が自分の思い通りに行動してくれない時は、わざと怒ったりすねたりして想いを遂げようとすることもあります。
友達への嫉妬や独占欲が強すぎる!上手くコントロールするには
独占欲は、多かれ少なかれ誰にでもある感情です。
時には友達にまで嫉妬したり独占欲が強くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、あまりに独占欲が強すぎると、相手に負担がかかる恐れがあります。
独占欲を抑えるには、相手に依存しすぎないことです。
そのためには、相手以外に興味を持てる対象を探したり、何か趣味を持つことをおすすめします。
寂しさや不安を人に依存して埋めるのではなく、他に生きがいを見つけましょう。
そして、できるだけ自分の良いところを見つけて、自信をつけてください。
人と自分を比べ過ぎると、自信がなくなり、不安になって独占欲が強くなってしまいがちです。
独占欲が強くなっていると思った時は、趣味など相手以外に目を向けて気持ちを切り替えるなど適切な方法をとるようにしてみてください。
自分が大好きな相手が嫉妬深くて独占欲が強いこともあるかもしれません。
そんな時は、突き放すのではなく、相手の気持ちを汲み取って安心するように言葉や態度で示してあげるのも効果的です。
独占欲を無理に抑えるのではなく、適度にコントロールできれば、人間関係もきっとうまくいくはずです。
コメント