履歴書作成のコツ!自己PRの重要性
自己PRを行わせることで企業は何を見ているのか
就職活動を行っていく際、どんな企業であっても、必ずと言っていいほど、自己PRというものが求められます。
この自己PRは、ただ自己紹介をしたり、個人的な経験を語ったりする場ではありません。
例えば、「こういう長所がありこのような働き方ができますよ」「こういう経験がありこういった面で活かせますよ」など、企業側が必要な人材かどうかを判断しやすくするために、アピールできる点に話を絞って進めていくものです。
ただの自己紹介をしただけでは、企業側は、どう判断してよいかが分からないでしょう。
企業側は、自己PRをさせることで、意欲、行動力、問題解決能力などを見ています。
特に、「学生時代、何にチャレンジしたか」「問題が起きた時どのように対処したか」「そこで何を学び、どう今後に活かしていけるか」といったことを具体的に知りたいと考えています。
履歴書作成のコツ!性格の効果的表現
1.プラスに評価される性格を書く
就活生の中には、「自覚している性格」の欄に、「人見知りです」「消極的です」といったマイナスなことを書く人がいます。
しかし、履歴書は「採用してもらうため」「自分をアピールするため」に書くものなので、プラスに評価される性格を書いた方がよいでしょう。
2.結論から書く
ビジネス文章は、結論から書くのがマナーです。結論から書くことで、話の全体像がすぐに伝わるでしょう。
例
質問:「あなたはどんな性格ですか?」
答え:
私は、「何事にも全力投球」をする人間です。「そこまでしなくてもいいんじゃない」と周りに言われるほど、自分の役割を120%の力で精一杯にこなすところがあります。
3.その性格を裏付けるエピソードを書く
「私はとても粘り強い人間です」
「結果が出るまで絶対に投げ出しません」
といくら自分の性格をアピールしても、それだけではなかなか信用してもらえませんよね。
信用してもらうためには証拠となる具体的なエピソードがあるとよいでしょう。
例を一つ示します。
「全力投球」をアピールする場合
学生時代には、ジムトレーナーのアルバイトを通して、以下のようなことに全力投球をしてきました。
- より適切な指導ができるように、NSCAというプロ資格を取得
- 科学的な見地からもアドバイスができるように、大学でスポーツ科学や生理学に関する講義を受講
- 一人ひとりに合わせたアドバイスができるように、お客様カルテを作成
このように、話に具体性があれば、採用担当の方も納得してくれるでしょう。
自分の性格をなるべくポジティブに伝える履歴書作成のポイント
自己PRの準備として、自分の長所を紙に書き出していく方法がおすすめです。
例えば、「明るい」「真面目」など、箇条書きで構わないので、思いつくままにどんどん書いていきましょう。
長所を書き出したら、今度はそれを示す経験談をあげていきましょう。それが終わったら、その中で自分にとって最良と思えるもの選んで、履歴書に書くようにしてください。
短所を長所に置き換える
いくら時間をかけても、見つかるのは短所ばかりで、長所が見つからないという方がいるかもしれません。この場合、一度短所を違った角度から見るようにしてください。
例えば、「神経質」という短所であれば、「細かい気遣いができる」という書き方が、「大雑把」であれば「大胆な行動ができる」という書き方ができます。
違った角度から見てみることで、自分に対する認識が変わることもあるし、それが就職活動で有利に働いてくることもあるでしょう。
担当者に印象づける履歴書とは〜ポジティブな性格例
日本人は基本的に謙虚なので、自分をアピールすることに慣れていない人がほとんどです。
「あなたの長所はなんですか」「これだけは誰にも負けないというものはありますか」といった質問をされた時に、困ってしまう方は結構多いと思います。
そこで、ここに長所の例をまとめてみました。履歴書の長所の欄に何を書けばよいのか分からない方は、 ぜひ参考にしてみてください。
- 行動力がある
- 継続力がある
- 精神力がある
- 創造力がある
- 集中力がある
- 記憶力がある
- 観察力がある
- 計画性がある
- 協調性がある
- 好奇心がある
- 向上心がある
- 楽観的
- 明るい
- 優しい
- 真面目
- 人当たりがいい
- 気配りができる
- リーダーシップがある
- 責任感がある
- 礼儀正しい
- 情に厚い
- 体力がある
- 根性がある
- 国語が得意
- 数学が得意
- 英語が得意
- 料理が得意
- 掃除が得意
履歴書作成のコツ!性格をポジティブに表現するサンプル
最後に性格の書き方についてサンプルをいくつかご紹介します。
例1:几帳面な人
私の長所は完璧主義なところです。これまで、仕事でミスをしたことはありません。
しかし、完璧にこだわりすぎるあまり、人よりも作業時間がかかってしまうところがあります。時間の使い方について工夫していくのが今後の課題です。
例2:おおらかな人
私の長所はおおらかなところです。これまで、仕事中に怒ったことがありません。
しかし、ビジネスを進めていく上で、時には厳しさというものも必要となってきます。臨機応変な対応ができるよう努力していきます。
例3:負けず嫌いな人
私の長所は負けず嫌いなところです。前職では、お客様の反応が悪くても、条件を変えながら熱心に提案し続けることで、最終的に契約していただけることがよくありました。
しかし、時には譲歩することも大切です。あまり熱くなりすぎず、状況に応じた適切な対応ができるように意識していきます。