生活費を夫婦で折半することに賛成している人の声
ここでは、生活費を夫婦で折半することに賛成している人の声をいくつかご紹介していきます。
「共働きなら折半でよいと思う。問題も起こりにくいと思う。」(29歳/営業)
「収入や支出が同程度なら折半がよいと思います。うちは昔から折半にしています。」(33歳/デザイナー)
「うちは折半にしています。どちらも、「養っている」「養われている」という感覚が嫌なので。このままこれを続けていけると思います。(25歳/フリーター)
「お金の問題は非常にデリケートなので、トラブルを最小限にするために折半がよいと思います。うちはずっと昔から折半にしていますが、特に大きなトラブルは起きていません。」(30歳/接客)
「収入に差がなく、かつ家事の分担ができるのであれば、生活費は折半でよいと思います。」(26歳/エンジニア)
生活費を夫婦で折半することに反対している人の声
ここでは、生活を夫婦で折半することに反対している人の声をいくつかご紹介していきます。
「収入や家事の負担が全然違うので折半にはできない。折半にしたらトラブルが増えるような気がする。」(27歳/ドライバー)
「女性には出産と育児があるので、基本的に、男性と同額を稼ぐことは難しい。折半する方が不平等になると思う。」(36歳/営業)
「収入が違うので、それぞれに見合った額を負担する方がよいと思います。うちは結婚当初からそのようにしていますが、特に目立ったトラブルは起きていません。」(37歳/ライター)
「夫は家事をしない人なので折半にはできない。うまく分担できるのであれば考えるかもしれない。」(33歳/事務)
「私の知り合いに、生活費を折半している人は何人もいるが、うまくいっているという話をあまり聞かない。」(39/経営者)
夫婦で生活費を折半した場合、女性の方がが不満を抱えやすくなる?
生活費を折半にした場合に起こりうる問題の一つとして、一方が不満を抱えてしまうというものがあります。
どちらかというと女性の方が不満を抱えやすいようです。なぜでしょうか? 具体的に見ていきましょう。
夫が家事や育児に協力的でない場合
夫が家事や育児に協力的ではない場合、女性の方は不満が溜まってしまうようです。
「生活費を折半するなら育児や家事を手伝ってほしい」「それができないなら生活費の負担の割合を減らしてほしい」という声がよくあるようです。
収入の変化があった場合
女性の場合、結婚時にはある程度の収入があったとしても、出産や育児のために休暇をとったり、あるいパート勤務に変えたりすることがあり、それだけ収入が減りやすい傾向にあります。
一方で、男性の方は、出世と共に収入が増えていく傾向があります。「収入に差が出てきたので、こちらの負担を減らして欲しい」という声がよくあるようです。
自由に使えるお金に差がある場合
一般に、男性の方が収入が多い傾向があり、折半にすると、男性の方が自由に使えるお金が多くなります。
それを趣味や遊びに使っている場合、女性の方が不満を抱えてしまうことがあるようです。
夫婦間のトラブルを最小限にするためには「共有財布」がよい
夫婦間におけるお金のトラブルを最小限にするためには、「共有財布」でお金を管理していくとよいようです。
一つの財布に、それぞれ決められた金額を毎月入れていき、そこから夫婦の生活にかかる費用を出していくのです。
収入に差がない場合には同等の金額を入れ、差がある場合にはその割合に応じた金額を入れていく……このようにしている夫婦が多いようです。
共有財布でお金を管理することができれば、その他の収入に関しては自由な使い方ができるようになります。
また、共有するものができる分、夫婦で節約意識が芽生えます。家計が一元化されている分家計管理も楽になります。
ただ、買う買わないで意見が割れてしまうと、その都度話し合いが必要となってきます。
お互い尊重し合っている夫婦、ある程度価値観が似ている夫婦に適した方法だと言えるでしょう。
夫婦で生活費の分担について考える際に気を付けたいこと
割合は結婚前に決める
生活費の分担の割合については結婚前に決めた方がよいでしょう。
「お金にうるさい人と思われたらどうしよう」と考えることもあるかもしれませんが、結婚前だからこそしっかりと話し合う必要があります。
どちらか一方が不満を抱えたまま過ごしてしまうことは避けたいですね。
定期的に見直す
生活費の分担の割合については定期的に見直すようにしましょう。
大きな病気になった、親を介護することになった、退職することになったなど、人生では思わぬ出来事が発生することがあります。その都度見直すようにしましょう。
一緒に管理する
「お金については片方が管理する方が楽」「お金の計算が得意な方が管理した方がいい」という方もいるかもしれませんが、夫婦で一緒に管理した方が、意識が高まるし、将来設計も立てやすくなります。