お酒が弱い人がお酒を飲まざるを得ない時におすすめしたい飲み物
お酒が弱い人には飲み会の席はかなりつらいものです。
ソフトドリンクも選べますが、周りの雰囲気からお酒を飲まざるを得ない時もあるでしょう。その場合は、できるだけ度数の低いお酒を少量ずつ飲むようにしましょう。
ここでは、度数の低いお酒を6種類紹介します。
シャンディ・ガフ
ビールとジンジャーエールを1:1で割ったカクテルで、度数は2.5度程度です。あまりアルコールが強くないので飲みやすいでしょう。
ただ、お店によってはメニューにない場合もあるのでご注意を。
レッドアイ
ビールとトマトジュースを1:1で割ったカクテルで、これも度数は2.5度程度です。
トマトジュースが入っているので、トマトジュースが苦手な人は飲みにくいかもしれません。
カルピスサワー
知名度の高いお酒。お店のメニューでもよく見かけるのではないでしょうか。度数は3〜5%程度。
上の2つと比べると度数がちょっと高めですが、氷が入っていることが多いのでもう少し度数は低いかもしれません。カルピスで割っているので甘めで飲みやすいでしょう。
カシスオレンジ
カシスリキュールをオレンジジュースを割ったカクテルで、度数は3〜5%程度。
オレンジジュースで割っているので、これも甘くて飲みやすいでしょう。
ウーロンハイ
これも知名度が高いお酒。度数は3〜5%程度。
ウーロン茶で割っているので、スッキリとした味わいです。甘くないお酒を飲みたい時にいいでしょう。
ビール
飲み会の席では定番のお酒。度数は5%程度です。
苦味が苦手だという人は無理に飲む必要はないですが、度数が少ないお酒ではあります。
お酒が弱い人がお酒対策として事前に飲んでおきたい飲み物とは?
お酒が弱い人は、どうしてもお酒を飲まざるを得ない時は度数の低いものを飲むべきですが、その前に対策をしておくことも一つの手です。
ここでは、その対策として、お酒を飲む前に飲んでおきたいものを紹介します。
ウコン
酒酔い対策の必需品となっているウコン。
必ずしも効果があるとは限りませんが、飲んでおいて損はないでしょう。コンビニなどで簡単に手に入るためおすすめです。
牛乳
これも酒酔い対策としてよく紹介されます。牛乳の脂肪分がアルコールの吸収を抑えてくれ、酔いにくくします。
オリーブオイル
一般的に料理に使われるものですが、実は飲むこともできるのです。
大量に飲む必要はなく、スプーン1杯くらいの量でかまわないでしょう。
オリーブオイルの脂肪分がアルコールの吸収を抑えてくれます。牛乳よりも効果的です。
水
肝臓がアルコールを処理する際に必要となってくるものです。
お酒を飲む前に飲んだり、チェイサーとしてお酒と交互に飲むと効果的でしょう。
お酒が弱い人が周囲の雰囲気に合わせるためにすすめたい飲み物
乾杯のタイミングでソフトドリンクだと、出てくるまでに周囲の人を待たせてしまうかもしれませんし、周囲の雰囲気を壊してしまうかもしれません。
そうならないためにも、乾杯のタイミングではできるだけ周囲に合わせたほうがいいでしょう。
乾杯に定番のお酒といえば、ビールっでしょう。口をつけるだけでもいいので、乾杯のタイミングではビールにしましょう。
そのあと少し時間がたったタイミングで他のドリンクを注文するといいでしょう。
また、最近はノンアルコール飲料も出回っていますので、このドリンクもおすすめです。
ビールをはじめ、カクテルやチューハイなどもいろいろな種類がありますので、自分にあったドリンクを選ぶことができます。
アルコールではありませんが、お酒を飲んでいる感が味わえるものです。周囲の人とも雰囲気を合わせやすいでしょう。
お酒が弱い人におすすめしたい一緒に食べると酔いにくい食べ物
お酒を飲む時に酔わないためには、お酒だけを飲むのではなくおつまみを一緒に食べることも大切です。
特にお酒が弱い人はこのことを意識しておいたほうがいいでしょう。さらに、そのおつまみの中でもおすすめしたいものがあります。
ここでは、そのおすすめしたいおつまみを紹介します。
チーズ
チーズに含まれる脂肪分が胃の粘膜を保護し、アルコールの吸収を抑えてくれます。
枝豆
枝豆に含まれるたんぱく質がアルコール分解を早めてくれ、排出をうながしてくれます。
豆腐
枝豆と同様に豆腐に含まれるたんぱく質がアルコール分解を早めてくれくれます。
ニンニク、ネギ
ニンニクやネギには、アリシンという成分が含まれていて、それが肝機能をアップさせてくれアルコール分解を早めます。
納豆、山芋、おくらなどのネバネバ料理
ネバネバとした粘りは、ムチンという成分によるものです。このムチンが胃の粘膜を保護し、アルコールの吸収を抑えてくれます。
海産物
海産物には、タウリンという成分が含まれており、肝機能を高めアルコール分解を早めてくれます。
豚肉
アルコール分解にはビタミンB1が必要ですが、このビタミンB1を多く含む食材が豚肉です。豚肉を多くとることによりアルコール分解を促進させます。
しじみ
しじみにはオルニチンという成分が含まれており、肝機能を正常に保ちアルコール分解をスムーズにする働きがあります。
しじみの栄養素を十分に取り込むには、しじみ汁がおすすめです。
お酒に強い人も弱い人も認識しておきたい酔いの状態レベル
お酒が強い人も弱い人も、周囲の人に迷惑をかけないために自分の酔いの状態を把握しておくことは大事なことです。
自分の酔いの状態を把握しておくためにも、ここでは酔いの状態レベルについて紹介します。
酔いの状態レベルはアルコール血中濃度により6段階に分類されます。その段階は次の通りです。
爽快期
アルコール血中濃度が0.02%〜0.04%くらいの状態で、ビール中瓶1本ほどの量です。
症状としては、陽気になる、判断力が少しにぶる、皮膚が赤くなるといった状態が見られます。
ほろ酔い期
アルコール血中濃度が0.05%〜0.10%くらいの状態で、ビール中瓶1〜2本ほどの量です。
症状としては、手の動きが大きくなる、理性が失われる、体温が上がる、脈が速くなるといった状態が見られます。
酩酊初期
アルコール血中濃度が0.11%〜0.15%くらいの状態で、ビール中瓶3本ほどの量です。
症状としては、気が大きくなる、大声で叫ぶ、怒りっぽくなるといった状態が見られます。
酩酊期
アルコール血中濃度が0.16%〜0.30%くらいの状態で、ビール中瓶4〜6本ほどの量です。
症状としては、千鳥足になる、何度も同じことをしゃべる、呼吸が速くなる、吐き気・嘔吐が起こるといった状態が見られます。
泥酔期
アルコール血中濃度が0.31%〜0.40%くらいの状態で、ビール中瓶7〜10本ほどの量です。
症状としては、まともに立てない、意識がはっきりしないしない、話し言葉がめちゃくちゃになるといった状態が見られます。
昏睡期
アルコール血中濃度が0.41%〜0.50%くらいの状態で、ビール中瓶10本超の量です。
症状としては、揺り動かしても起きない。体の反応としては、呼吸がゆっくりと浅くなるといった状態が見られます。
楽しくお酒を飲むためには、ほろ酔い期までに抑えておいたほうがいいでしょう。
もし、酔っていることを自己判断できなさそうな場合は、周りの人に自分の状況を観察しておいてもらい、もし症状がひどいようであれば飲むのをやめるように注意してもらうようにするなど、事前に頼んでおくといいでしょう。
酔いが回り始めるのは、お酒を飲んでしばらく時間がたってからです。ちょっと症状がひどくなってきたなと感じるくらいで飲むのを控えるくらいがちょうどいいかもしれません。
お酒に対する強さはどのようにして決まってくるのか?
お酒に強い、弱いというのは、どのような違いによって起こるものなのでしょうか。
ここでは、お酒に対する強さはどのような原因によって変わってくるのか紹介します。
アルコール代謝能力の差
アルコールが体内に入ると、まず肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドは有害物質のため、さらにALDH2という代謝酵素によって無害な酢酸に分解されていきます。
この分解に使われるALDH2という酵素には3つの種類があり、お酒に強い人は活性型、弱い人は低活性型、お酒がまったく飲めない人は非活性の酵素をもっています。
この酵素の違いにより、お酒に対する強さが変わってくるのです。
男女の差
一般的に男性の方が女性よりもお酒に強いと言われています。
それは、男性の方が体内の水分量が多いことと、肝臓の大きさが大きいことが関係しています。
年齢の差
年齢を重ねると体力も劣ってくるため、お酒にも弱くなってきます。
体格の差
体格のいい人の方がアルコールの代謝速度が速く、お酒にも強いと言われます。
それは、体格のいい人の方が肝臓が大きいためです。