会社の雰囲気が暗い時は元気な挨拶が基本!
自分から挨拶をしていますか?
「おはようございます」
「お疲れ様です」
基本的なのですが、実はいちばん大切なことです。
挨拶には、「私はあなたがそこにいることを認識しているよ」ということを伝える効果があるからです。
人は自分自身の存在を認めてほしくて、さまざまな行動を起こすものです。
上司や同僚で、理不尽なことでギャーギャーと騒ぎ立てるひとがいるすれば、自分の存在をアピールしたい、認めてほしいと思う欲求からなのです。
お互いが挨拶を交わすことで、もっとも簡単に「あなたはそこにいますね」ということを認識し合えるのです。
人は、自分の存在が相手に受け入れられているとわかるだけで、無意識に安心感が生まれます。
あなたの会社がギスギスした雰囲気なのは、挨拶もせずに黙って仕事を始めていることが原因かもしれません。
「今日はいい天気ですね」「今日こそはあのお客さん捕まえてきます」など、挨拶のレパートリーを増やすことが大切です。
次すれ違ったときは何と話しかけようか、今日は少しトーンを変えてみようかなど、様々な挨拶に取り組んでください。
きっと挨拶の力と威力に気づくことができると思いますよ。
会社の暗い雰囲気を一掃!朝イチでのコーチングのススメ!
次のステップは「挨拶ついでの2分間コーチング」です。
朝出勤した後、仕事の準備運動がてらに隣の席の人にお題を決めて話しかけてください。
お題は「今日中にしなくてはいけない課題」「新規で取り組むこと」「得意先に話そうと思う雑談」など、今日の行動予定について2分間ずつお互いに話すのです。
聞き手側は、相手の話をより掘り下げたり「例えばこれはどうだろうか」など、本人の発言を具体化できるような質問をしてみましょう。
その日の行動プランをお互いで共有することで、双方の関心が高まり存在を認め合うことで職場の雰囲気向上につながるのです。
とはいえいきなり始めるのは照れるという意見もあるでしょう。
まずは普段の挨拶のように「今日は暇だね、新規でもいくかー?」と聞いてみませんか。
同僚がいま何に取り組んでいるのか、何につまずいているのかを把握することはとても大切です。
朝一番のその一言から様々なアイデアや課題解決への糸口が生まれてくることも少なくありません。
会社の雰囲気が暗い時は自分に自信を付けることが重要!
「私ってここに存在しなくても良いのではないだろうか」
「私じゃなくても誰にでもできる仕事じゃないだろうか」
こんなことを考え出すと、人は気分が落ち込んでしまうものです。
そうすると、同僚との関わり方や挨拶一つとっても気分がおっくうになり、会話の数が減少してしまうのです。
こんな時の解決方法はお互いに声を掛け合う事です。
コーチングのスキルでは「承認」と言います。
会社として、従業員一人一人の存在を認めること。
しかしながら、褒めろと言っているわけではありません。
例えば髪型がいつもと違う、いつもより出社時間がわずかに遅い、そんなちょっとした違いを気づいてあげてください。
同僚や上司部下、身近な人を日々観察することが大切なのです。
「もうこの課題提出できたの?早いね!」
「いつも早くきてコーヒー飲んでるのに今日は遅いじゃん、寝坊した?」
「今日すごい張り切ってるね、仕事終わったら楽しみがあるの?」
などなんでもよいので、観察して気づいたことを伝え、会話をしてください。
「あなたのこと気にしていますよ」と伝えるだけで、やる気や気力につながるものです。
会社の雰囲気が暗い時の改善ポイント
- 意見交換を相手を選ばず誰でもいつでも気軽に行うことができる場が存在すること。
- 反論を喜んで受け入れる風土があること。反論が言える、嫌がらない環境が存在すること。
- 反論を言う時は、相手の考えを尊重したうえで意見を伝えること。
これができる社員をきちんと評価できる仕組みが会社に存在すること。
「ギスギスしない」「みんなが前向き」「エネルギーに満ち溢れている」
そんな企業風土を作るためには、以上3点の刷り込みが得策です。
今いる社員がこれから取り組むことで、これまでの企業風土を変えることもできます。
様々な会社でこれらを意識した制度がすでに存在しています。
しかし、会社によって向いているものと向いていないものももちろんあります。
すでに存在している他社の制度をそのまま真似ることはお勧めできません。
扱う商材も違えば、所属している社員も全く違いますので、自社の企業風土にあったようカスタマイズを加えてください。
会社の雰囲気が暗い時はあなたがムードメーカーに!
職場の中に、どんより暗い雰囲気を醸し出している人がいれば、それだけで空気が悪くなる経験をしたことがあるのではないでしょうか。
それは、あなた自身も同じです。周りの雰囲気は明るくなりません。
まずは自分自身がご機嫌な状態で一日を過ごしてみてください。
あなたが気分がよくなることはどんなことでしょうか。
例えば、通勤途中に聴く好きな音楽、仕事の合間に飲むコーヒーを飲むことなど、些細なことでもかまいません。
まずは住んでいる部屋や、会社のデスクなどを整理整頓して気持ちよく過ごすことも1つかもしれません。
それができたら、次のステップとして毎日新しいことを一つずつ始めてください。
好きなことに取り組むことがポイントです。
いつもと違うルートから通勤する、一つ前の駅で降りて散歩がてらの通勤を楽しむ(お気に入りの音楽を聴きながら)などです。
缶コーヒーをやめて、家で淹れたマイボトルを持参する、コンビニ弁当をやめておにぎりを握ってみるというのもいいですね。
気分を高め、自分自身がご機嫌なるような、力がめきめきわいてくることを実践しましょう。
そうすると不思議と活力があふれ、自分から明るい雰囲気を放つことができるものなのです。
自分自身の努力で気分なんていくらでも高められるものです。
気分が高揚すると、同僚とのコミュニケーションや周りの空気もよくなるものです。