退職して後悔?正社員でいることのメリット
結婚や出産など、特に女性は仕事を辞めるタイミングが人生の中で何度か訪れます。
しかし最近は、女性が会社を辞める”タイミング”とされてきたものの考え方が変化しており、女性が働きやすい仕事環境が少しずつですが整備され、周知されるようになってきました。
実際に仕事を辞めた方の中には、正社員をやめてしまったことに後悔した…というようなお声もよく聞きます。
会社にいる時には気づかなかった、やめて初めて気づく「正社員」のメリット。
どんなメリットがあるのか、後悔しないためも退職前にしっかり理解しておきましょう!
正社員のメリット
・生涯賃金の格差
正社員であれば、昇給・昇格のチャンスがあり、定年まで雇用されることで退職金も満額支払われることになります。
・福利厚生の充実
企業によっては福利厚生に力を入れており、給料以外の面でプラスとなる支給が多くなります。
家族まで対象になることも多く、生活の充実に役立てることができます。
・老後の年金の増額
扶養内のパートで働くよりも、夫婦2人が正社員として働いていた方が年金の支給額も増額されます。
定年後も金銭的に余裕がある生活が送れることになります。
後悔しないために!正社員が退職前にすべきこと!
正社員で働いている会社を退職するのであれば、退職する前にしておかなくてはいけないことがいくつかあります。
この準備を怠っていると、退職後も何度か退職した会社に顔を出さなくてはいけなくなるので、ぜひ退職前にスッキリ終わらせておきましょう!
退職の意向
退職を決意したら、上司や関係各所に伝えることが必要になります。
民法上では最低でも2週間前に意思を伝えておかなくてはいけないと定められていますが、実際に2週間後にやめられる会社は少ないでしょう。
会社によって1ヶ月〜3ヶ月前までに退職を願い出るように定めている場合もあるので、自分が辞める時期をしっかり確認してから、退職の意向を伝えるようにしましょう。
保険の切り替え・失業保険について調べておく
会社を退職し契約が解除されれば、次の日から会社の健康保険を使用することができなくなります。
通院していたり、病院を受診する予定がある場合は、退職前に病院に行くことをオススメします。
保険の切り替えや失業保険の切り替えは、退職後の手続きとなりますが、会社に用意してもらわないといけない必要書類などが多々あります。
退職前からしっかり準備し、書類や手続きに不備がないように準備しておきましょう。
退職して後悔?出産後も正社員でいた方がお得?
妊娠や出産を機に、正社員で働いている会社を退社する女性は多いようですが、産休や育休を取り、出産後も正社員として働いていた方が良いのかの選択で悩んだいる方も多いのではないでしょうか。
産休
出産予定日の6週間前から取得可能。出産日の翌日より8週間が産休として適用されます。
会社によりそれ以上・それ以下が通例となっているところもあります。
育休
産休明け(出産後から8週間)の翌日から子供が1歳に丸までの期間育児休暇を取得することができます。
保育園の入所の関係でそれ以上に延長されることもあります。
最近では、産休・育休を取得する女性も増えており、昔よりも子育てしながら働きやすい環境にはなっています。
しかし、職場に産休後復帰した前例がない、会社の規模が小さいため長期休暇が難しいといった産休・育休がとりにくい会社もまだ数多くあるため、どちらがいいのか見極めて判断しましょう。
正社員で働く会社を退社すると後悔する原因は?
自分で決めた判断であっても、正社員として働いていた会社を退職したことを後悔してしまうことは多々あります。
実際に後悔した方はどんな原因で後悔してしまったのかまとめてみました。
次の仕事が決まらない
会社は出るのは簡単ですが入るのは意外に難しい場所です。
正社員でいる間には気付かなくても、一度会社を退職すると、正社員として希望の会社に就職することがどんなに難しいことだったのかと気付かされるのです。
次の会社が気に入らない
正社員として働いている会社を辞め、次に入った会社が必ずしも良い環境であるとは言えないのです。
人間関係や勤務状況など、前の会社の方が良かった…と後悔する方は少なくありません。
先の見通しが立たない
正社員として働いた会社を退社後、すぐに再就職する方だけではありません。
中には、しばらくフリーター生活を満喫したいと自由な時間を楽しんでいる方も少なくありません。
しかし、実際にそのような生活が始まると、社会との接点が少なくなり、友達や周囲の人との差を感じ焦りが生じてしまうのです。
やっぱり後悔?退職する前に考えるべきこと!
正社員として働いている会社を辞めた後に後悔しても、会社に戻れる可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
特に出産や育児で休業する場合は、給料の一部支払いやお祝い金などが支払われることもあるので、やめる前にじっくり考えてみるようにしましょう。
辞める前に考えておくべきこと
どうして会社を辞めたいのか
まずは自分がなぜ会社を辞めたいのかを明確にすることが大切です。
気持やトラブルなどが問題となっている場合、それは改善することができないことなのかも合わせて考えてみましょう。
辞めた後の生活
会社を退社したことを後悔する方の多くが、辞めた後の生活をしっかりイメージできていなかったことが挙げられます。
辞めた後の生活が明確になっているのか、転職の計画など止めることにより自分の生活がどのように変化していくか考えてみましょう。
会社を辞めないメリットとデメリット
会社を辞めない場合のメリットとデメリットを紙に書きだし明確にすることで、辞めるべきかそうでないかを確認することができます。
会社を辞めることはいつできるので、後悔しない判断をするようにしましょう。