ニートが就職活動を有利に進めるには資格取得がおすすめ!
これまで就職をしたことがないニートにとって、いざ就職活動を始める段階になってぶつかる壁が職歴です。
特にある程度年齢がいっているのに職歴がない人に対しては、雇用側も不安を感じてしまうものです。
会社によっては、そういったニートに対しても前向きに採用し、しばらく試用期間として働きぶりを見たあと、正社員として採用する会社もあります。
しかし、そういった会社でない場合は、ニートが就職することはかなり難しいことと言えるでしょう。
しかし、一つの方法があります。それは資格を取得することです。
自分が就職したい仕事に関する資格があれば、就職活動前にその試験を受験して資格を取得するのです。
ニートは仕事をしている社会人から比べると時間的に余裕があります。その時間を有効活用して勉強すれば、資格を取得することも難しくないでしょう。
ニートが就職のために資格勉強するならば働きながらがおすすめ!
ニートが就職前に資格を取得しようとする場合、アルバイトしながら勉強するのも一つの手です。一人でもくもくと勉強だけしていても、数時間しか集中できないでしょう。
それであれば、就職前の準備としてアルバイトで働きつつ、勉強をするのです。働くことに対する抵抗感や不安感が少なくなっていくでしょう。
また職業訓練校を活用してみるのもいいでしょう。職業訓練校では、場合によってはお金をもらいながら勉強することができます。
勉強内容はビルメンテナンスや設備管理、電気工事士、パソコン関係などいろんな種類がありますので、自分が就きたい職業の勉強も選びやすいでしょう。
実際に働きながら勉強すると、精神的な安心感もあるものです。働いていると職場の人とのつきあいもあるため、ひとりぼっちにはなりません。
悩みがあれば職場の人に相談もできます。一人でもくもくと勉強するよりも不安は少なくなるでしょう。
このように一人でもくもくと勉強だけをするのではなく、短時間でもよいのでアルバイトなどで働いてみることをおすすめします。
ニートが就職を有利にするために取得をおすすめしたい資格
ニートにおすすめの資格としては、どのようなものがあるのでしょうか。パソコンなど自分に得意なことがなければ、経理や販売関係の資格がおすすめです。
その資格としては、次のようなものがあります。
簿記
簿記(ぼき)は、会社などが経済活動をしていくなかでもたらされる資産や負債などの増減の管理や、一定期間の収益、費用を記録することです。
経理には必要な資格だといえますが、経理関係以外の仕事でも知っていて損はない資格です。なぜなら、会社のお金はどの職業でも関わってくるものだからです。
そのため、どんな職業でも重宝される資格といえるでしょう。
ビジネス会計検定
ビジネス会計検定は、簿記とあまり変わらない内容ですが、どちらかというと実務に活かしやすい知識を身につけられます。
簿記はどちらかというと記録することに重点が置かれているのに対し、ビジネス会計検定は記録された内容を元に今後のビジネスに役立てることに重点が置かれています。
販売士
販売士(はんばいし)は、商品知識や接客技術を武器として、お客様のニーズに合った商品を提供したり、商品の開発や仕入れ、販売、物流などを効率的かつ効果的に行うための知識を身につける資格です。
いわゆる「販売のプロ」です。そのため、コンビニやスーパーのような商品を販売する業種だけではなく、卸売り業、メーカーなど商品を提供する業種でも活躍できる、活躍の範囲が広い資格です。
ニートが資格の勉強をいつまでも働かない言い訳にしてはいけない
就職するために資格の勉強をすることはおすすめしますが、勉強することに安心してしまい、それを働かない言い訳にしてはいけません。
「今は資格を取らないといけないから働けない」と言って、いつまでも働かない理由にはしてはいけないということです。それは一つの「逃げ」でもあります。
確かに資格を取得すれば就職に有利になることはありますが、それはあくまでも若い人に限られる場合が多いものです。
いつまでも就職せずに歳をとってしまっては、就職できる確率も低くなっていくでしょう。
資格を取得するために勉強をすることはいいことですが、しっかり期限を区切って、それまでに資格を取得するようにしましょう。
取得できなければ、就職活動を始めてみるのも一つの手です。勉強だけしていても、実際の仕事と違うことは多々あります。
資格が取得できないのであれば、実際に就職して働きながらでも勉強していく気持ちを持つことも大事でしょう。
ニートは特に資格がなくてもまったく就職できないわけではない
ニートが就職活動をする上で必要な資格を取得しておくことは有利になることがありますが、必ずしも資格を取得しておかなければいけないということではありません。
求人の応募資格の中に企業側で必要な資格を指定されているのであれば、その資格がないと仕方ありませんが、そうでなければ資格を特に持っていなくてもかまいません。履歴書の資格欄に「特になし」と書けばいいわけです。
ちなみに応募資格に「有資格者優遇」と書いてある場合も大丈夫です。この場合はあくまでも優遇するだけですので必須というわけではありません。
資格がない場合は、志望動機欄を充実させましょう。自分がなぜその企業で働きたいのか、どんなことをしたいのかをしっかりと書くのです。
そのためには、その企業の研究を念入りに行ったり、自己分析をしっかり行ったりする必要がありますが、それができれば資格欄よりも大きなアピールポイントとすることができるでしょう。