車を購入する際に意識したい!年収から見た価格と維持費の目安
いくら高級車が欲しいと思っても、自分の年収が少なければ手が届かないでしょう。
とはいえ、どのくらいの価格の車であれば自分の年収に見合っているのかわからない人もいるのではないでしょうか。
では、車を購入する際には年収の何割くらいの価格を目安にして購入すればいいのでしょうか。また、車を購入すると維持費もかかります。その目安はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、車を購入する際の価格や維持費の目安について収入別に紹介していきます。
車を購入する際にはだいたい年収の半分以下の価格を目安にすると、少し余裕を持って買い物ができると言われています。
また、維持費は年収別に持つ車が変わってくることから、目安金額も変わってきます。
だいたい、次のようになっています。
年収1000万円以上の人:100万円〜
年収800万円以上の人:100万円前後
年収600万円以上の人:80〜100万円
年収400万円以上の人:50〜80万円
年収300万円以上の人:50万円前後
年収300万円以下の人:30〜50万円
このように年収が上がるにつれて維持費も上がっていきます。
車を購入するといっても買って終わりではありません。維持費のことも考えて、収入に見合った車を購入することがよいでしょう。
人気の高級車を購入している人の年収
では、実際に高級車と呼ばれる車に乗っている人達はどのくらいの年収の人が多いのでしょうか。
いくつかの有名な車種の車別に紹介します。
ジャガー
イギリスの高級車メーカーの車です。イギリスということもあり、セレブな紳士が乗っているイメージがあります。
ターゲット層は世帯年収が1,200万円の医師や弁護士だそうです。
実際に購入してきたオーナーも世帯年収の平均が2,150万円となっています。
ミニ
おしゃれで可愛い車体で有名なミニ。新車価格が240万円から415万円となっているので、価格が年収の半分だとすると、ミニの購入層は年収が480万円から830万円ほどということになります。
ジャガーと比べると、庶民的だといえます。
レクサス
言わずと知れた日本の自動車メーカー トヨタ自動車が展開している高級車ブランドです。
レクサスの新車価格は424万円から1,100万円となっていることから、レクサスの購入層は848万円から2,200万円ほどということになります。
こちらは収入が高めの人向けといえます。
これはあくまでも参考値ですので、ここには当てはまらないケースもあります。
これらの車を購入する際の目安にしてください。
年収が低い人が車を購入する際に気になるローン審査
車を購入する際、さすがに全額現金払いする人は少ないのではないでしょうか。ほとんどの人がローンを組むでしょう。
ただ、ローンには審査があります。年収が低い人は審査に通るのか心配する人もいるのではないでしょうか。
確かに年収が高い方が審査に通りやすいといえますが、低いからといって通らないわけではありません。
年収が高くても他のローンが多い場合は落ちるケースもありますし、年収が低くても公務員など信用力が高ければ審査を通ることもあるのです。また、ローンの中には審査条件が緩めなものもあります。
このように、年収が低いからといって、必ずしもローンに通らないわけではないのです。
とはいえ、ローンを組む上では頭金も大事になります。頭金が多ければ、借入金も少なくなりますし、審査も通りやすくなります。
ですから、収入が低い人はできるだけ頭金を用意しておくことも大事です。できたら、車体価格の2〜3割ほどを頭金として用意しておくとよいでしょう。
車を購入するために必要なローンにおける年収に対する借入金額
先ほども書いたように、車を購入する際に組むローンは、年収と関係ないわけではありません。
年収が高い人ほど高額融資を受けられますし、逆に低い人は融資額が低くなります。
では、年収に対してローンはどのくらいの金額を目安として考えておけばいいのでしょうか。
ここでは、年収に対するローンの金額の目安を紹介します。
一般的にローン審査において、他社ローンも含めて年収の4割が返済に充てられている状態だと通りにくいとされています。
例えば、年収400万円の人であれば、借入金は160万円以下に抑えておいた方がいいでしょう。また、年収600万円の人だと、借入金は240万円以下に抑えておいた方がいいです。
このように、車の購入費全額をローンで組もうとするとそれほど高い車は購入できないことになります。
したがって、車のローンを利用するにしても少し高めの車を購入するのであれば、頭金をなるべく多く用意しておくことが必要です。200万円の車を購入するのであれば、頭金は40万円から60万円は用意しておきたいところです。
頭金を用意しておけばおくほど、高級車を購入できる可能性も高くなりますので、できるだけ頭金をためておくようにしましょう。
車を購入する際に年収の他に大事なこと
ここまで紹介してきたように、車を購入する際には年収に見合った車を選ぶことが大事です。実際、自分の年収に見合った車を購入している人が多いのではないでしょうか。
しかし、そうはいっても自分が乗りたい、欲しいと思う車もあるものです。年収が低いからと、そういった車を購入することを諦めるべきなのでしょうか。
確かにかなりの高級車でとても手が出ないものはどうしようもないでしょう。ただ、少し頑張れば購入できる車もあります。
実際のところ、自分がその車を好きなのであれば、たとえ年収に見合っていなかったとしても購入してもいいかもしれません。車が趣味だという人であればなおさらでしょう。
自分が欲しい車を購入して運転を楽しめるのであれば、それは人生においてよい経験となります。
自分の年収で購入する車を選ぶことも大事ですが、もし年収が低くてちょっと手が届かない車が欲しいのであれば、自己投資として購入してもいいかもしれません。