海外で仕事を楽しく始めるためにオススメの2つの体験方法
1.ワーキングホリデー
オーストラリア、カナダなど7か国で導入されている、海外で仕事を体験したいと考えている若者向けの制度です。
滞在期間は最長で1年間となっていて、特別な技能がなくても気軽に就労できるのが人気の秘密です。
ただし、仕事はアルバイト程度のものであり収入はそれほど多くはありません。
渡航や滞在にかかる費用を考慮すると、むしろ支出の方が多くなりますから、1年間利用するなら100万円程度の自己資金は必要と考えましょう。
2.インターンシップ
学生が企業の研修生として仕事に参加するものであり、多くの場合は斡旋会社を通して海外のインターンシッププログラムに就く、という形になります。
ほとんどの場合、給料はありませんし、斡旋会社に参加費を払うことになりますから、費用が多くかかることになります。
ただし、高い職業能力や語学力を有する場合は、給料をもらえるプログラムに就ける可能性もあります。
海外で楽しく仕事をするために必要なこと
1.プラス思考
海外での生活、そしてましてや仕事となると、毎日が想像もできないような事との遭遇の連続です。
時には不安になったり、落胆してしまいがちにもなるでしょう。
しかし、それを乗り越えなければ、海外では生きていけないのです。
自分が海外で働こうと決めた以上、いちいち落ち込んでいたりしては成功はありません。
何事においてもプラス思考で、気持ちを大きく持って臨むことが大切です。
2.日本人とのネットワークの強化
海外に住んで働くということは、日本人とあまり接触を持たなくなるのでは、と考えがちです。
確かに周囲に住んでいる日本人は少なくなりますが、だからこそその人たちとの関係は密になります。
同じ日本人同士、困ったことがあるとお互いに助け合って連携を強化することが、海外での仕事を成功させる上での大きなカギとなります。
日本人が海外で楽しく働ける仕事
1.現地での日本人サポート
海外に長く住んでいる日本人は、その現地のことを知り尽くしているわけですから、それだけでも仕事として十分に成り立つのです。
日本人が観光目的などで訪れた際に、旅行のためのサポートや相談、あるいは観光のためのガイドやプランの提供、さらには通訳などといったサービスを、有料で行うことができます。
2.海外のブランド商品を個人で販売する
バイマなど、日本で安くて手軽に海外のブランド商品を購入できるネットショップのサイトを利用した方法です。
現地で格安で販売されているブランド商品を個人で購入し、利益を上乗せした価格設定をして日本向けに販売する人が増えています。
3.ブログ・アフィリエイト
ブログやアフィリエイトなどを利用して現地の情報を発信することで、収入を得ることも可能です。
ただし、アクセス数を稼がないといけないのが難しい問題です。
海外で働くための必要な手続きとビザ
1.出国前に必要な手続き
旅行目的などの短期の出国と違って、移住するために長期にわたって日本を離れる場合には、海外転出届、国民年金、健康保険など、様々な手続きをすることが必要です。
特に、保険証は海外でも使えるのか、年金はどうなるか、自家用車はどうするか、などの疑問や不安が生じるものです。
出国する直前になって慌てて行おうとすると、不備が生じることがありますから、あらかじめ余裕を持って取り組むことが大切です。
2.ビザ
ビザには観光用や商用など、目的に応じて多数の種類がありますし、国によっても名称や区分が異なります。
就労ビザがあれば現地に到着後すぐに働けると思われがちですが、国によってはさらに就労許可が必要となるばあいもあります。
このように国によってビザの種類、対象などが変わりますから、よく調べておく必要があります。
海外での仕事をする上での苦労
1.語学力
海外では日本語が公用語とされている国などありませんから、当然言葉が通じないという問題が生じます。
ただ現地に住むだけでも苦労をするのに、ましてや仕事をするとなると、かなり厳しい状況となるのは予想されます。
しかし、焦らず時間をかけて語学習得にじっくりと取り組めば、その国に住んでいて四六時中その国の言葉を目や耳にするわけですから、自然と身につくものです。
2.文化の違い
日本での仕事上のマナーや取り組み方との違いに、初めは驚くかもしれません。
例えば、急ぎで要件を指示したとしても、その緊急の度合いが外国人の相手の感覚と異なっていて、すぐさま行動に移してくれなかったりすることがあります。
このような場合でも冷静になって文化の違いをよく理解して、その上で相手に正しい対応を要求する姿勢も、必要となってくるのです。