恋愛がうまくいかないのはなぜ?…親の過干渉が原因の可能性も
幼少期から成人した後も親からの過干渉が続き、恋愛や友達関係をうまく築くことができず悩む人も少なくありません。
ある30代後半の独身女性は、人間関係で悩み続け、カウンセリングを受けたところ、親との関係に問題があることに気づいたと言います。
その女性の親は、過干渉するのは「親の愛情」だと言い、恋愛になると更に干渉してきたそうです。
干渉を嫌がれば、子供にプライバシーはない、心配や迷惑をかけるのが悪い、我慢が足りないと責められ続け、悪いことが起きたら全て自分のせいだと思うようになったとのことです。
そのため、傷つくことを恐れて恋愛どころか人と関わることさえ避けていたと言います。
現在この女性は、カウンセリングによって、今までの対人関係のトラブルは、親の過干渉が原因だと気づき、人との関わりや恋愛をしたいと思うようになったそうです。
恋愛がいつもうまくいかなくて悩んでいる人は、カウンセリングを受けてみると意外な原因が分かるかもしれません。
親の過干渉の弊害…恋愛にまで影響する!
小さい頃から親が過干渉をする家庭で育つと、様々な弊害が生まれることがあります。
積極的に行動できない
過干渉する親は、先回りして何でもやってしまうので、子供の自主性が育ちません。
子供は自分で考えて行動したり、失敗する経験もないまま育つので、大人になっても親頼みになりがちです。
自分なりの判断基準を持てない
親の判断が全てで、自分の考えを否定されるため、自分なりの判断基準を持つことができません。
人と違うことを恐れ、他人に対しても同じであることを求め、違うということに寛容になれず、否定的になります。
自己肯定感を得られず自信を持てない
自分で考え行動し成功するという機会を与えられないため、自信を持って「自分はできる」という自己肯定感を得ることができません。
何かしたいと思っても、認められず、「任せておけばいい」と言われてしまうので、自主的に行動することに罪悪感を覚えるようになります。
コミュニケーションがうまく取れない
過干渉されてきた子供は、親が信じる「正解か不正解か」といった2択の価値観でしか物事を見ることができません。
そのため、人にはそれぞれ違う価値観があることが分からず、自分と違う言動を受け入れられないことがよくあります。
親に決められたこと以外の物事を許容できないため、学校や社会でのコミュニケーションに苦労しがちです。
親の過干渉に反発する自己嫌悪に悩まされる
親から口うるさく干渉されていると、反抗心が生まれることもあります。
しかし、親は「子供のため」とか「幸せになってもらいたいから」と過干渉は愛情の表れだと言います。
子供は、愛情をかけてくれている親に反発する自分に嫌悪感を持ち、自分が嫌いになってしまいます。
恋愛にまで口出しする親の過干渉…どう対処すべき?
成人したのに親が過干渉して恋愛に口出ししてきたら、どう対処すればいいのでしょうか?
恋愛は隠さずオープンに!
親からあれこれ言われたくないから、黙っているという人も多いと思いますが、過干渉する親は心配性です。
隠していると、「どんな男性と付き合っているのか」「仕事や勉強はちゃんとやっているのか」など、根掘り葉掘り聞いてきます。
彼氏ができたら堂々と宣言し、相手がどんな人なのか、細かく報告しなくても良いのですが、ある程度の情報を伝えておけば親も安心します。
また、門限を守らなかったり、外泊ばかりしていると、親から文句を言われることもあるでしょう。
その時に、ヘタに言い訳したりウソをつくのはおすすめできません。
親もある程度は察しがついているので、ごまかさずに対応することが大切です。
過干渉は親への依存が原因かも?
親が過干渉する原因は、親だけではなく、実は子供の方にもあります。
干渉されているあなた自身が親離れできずに、肝心なところで両親に甘えてしまうことが原因かもしれないのです。
大人であれば、親元を離れ一人暮らしもできるはずです。
親に依存しすぎていないか、一度関係を見直してみるのをおすすめします。
結婚できない原因は母親の過干渉?適切な対処法とは
結婚相談所には、幅広い年齢層の女性が訪れますが、全体の約70%を占めるのが30代の女性です。
この年代の女性が結婚できない理由の一つとして上げられるのが、「親の影響」です。
親世代が社会で活躍していた昭和時代と、現代の平成時代とでは、社会情勢、女性の働き方や会社での地位、恋愛や結婚のスタイルも全く異なります。
親がその大きなギャップを理解しないまま、自分の恋愛経験をもとに平成育ちの娘にアドバイスをしても役には立ちません。
現在の女性は、社会に出て仕事をすることが当たり前であり、経済的自立はもちろん、男性の部下を率いる立場になることも珍しくありません。
それに対し、男性は「草食化」の傾向にあり、女性はもはや待っているだけで結婚できる時代ではないのです。
結婚したいのであれば、親のアドバイスよりも結婚のプロである相談員の意見に耳を傾けた方がいいでしょう。
また、ある程度の年齢になっても親と同居し、母親とも仲良しでよく一緒に遊びに行くのも婚期を逃す原因になります。
休日、親と買物や食事に出かけることを、恋人とのデートよりも優先している場合、注意が必要です。
親と仲が良すぎて、いつも一緒にいると、恋愛や結婚に対する願望が薄くなり、結婚できないまま年齢を重ねていくことになります。
結婚するためには、親離れや子離れが必要であることを、お互い理解することが大切です。
親離れできれば恋愛もうまくいく!一人暮らしのメリットとは
親との仲が良く、大人になっても実家暮らしをしている女性は少なくありません。
家族と仲が良いのは悪いことではないのですが、男性からは「親離れができていない」「付き合ったら親が過干渉してきそう」というイメージを持たれがちです。
親と一緒に住んでいるだけで「自立できていない」とか、「精神的に成長してなさそう」などと思われ、好感度が下がると出会いがあっても「いい恋愛」は期待できません。
仲の良い親と別れるのは寂しいと思いますが、一人暮らしをすれば恋愛面で様々なメリットが生まれます。
まず、他の家族に気兼ねなく過ごせる自分だけの場所を確保できるので、気軽に彼氏を家に呼んだり、時間を気にせず電話できるようになります。
実家暮らしで彼氏を家に呼ぶと、親の目が気になって素直になれず、恋を楽しむことができません。
親離れをして素敵な恋をするために、思い切って一人暮らしを始めてみませんか?