契約している会社から悪い印象をもたれやすい派遣社員の特徴
派遣社員は正社員と違い、契約している会社から悪い印象をもたれると即解約となってしまう可能性もあります。
では、悪い印象をもたれる契約社員としては、どのような人が多いのでしょうか。
ここでは、悪い印象をもたれやすい契約社員の特徴について紹介します。
無駄話ばかりしている
正社員でもそうですが、仕事中に関係のない私語ばかりしている契約社員は悪い印象をもたれやすいでしょう。
おしゃべりばかりで仕事にぜんぜん手をつけていないのでは、ダメだと思われても仕方ありません。
仕事が遅い、締め切りを守らない
仕事が遅い契約社員もあまり良い印象をもたれないでしょう。特に締め切りを守れない人は厳しい目で見られるでしょう。締め切りを守らないのはビジネスマンとしても失格です。
同じ失敗を繰り返す
仕事の覚えが悪く、何度も同じ失敗を繰り返す契約社員も悪い印象をもたれるでしょう。
同じ失敗を繰り返すということは学習していないということです。仕事に対しての意識を問われる行為です。
派遣の仕事で求められるのは正確さか、ミスも加味した早さか?
派遣社員に対して、仕事の正確さと早さのどちらを求められることが多いのでしょうか。
「仕事の早さはゆっくりめだが正確」なのと「仕事は早いができあがりはやや荒い」のではどちらがいいかという質問に対し回答を聞いたアンケートがあります。
それによると「仕事の早さはゆっくりめだが正確」のほうが良いと回答した人が圧倒的でした。
正社員であれば仕事が荒くてミスが多くても、その都度、注意して教育していけばいいでしょう。
一方、契約社員に対してはそのようなことをする必要はありません。しかし、仕事が荒いばかりにミスが多く修正してもらうことになると、派遣先の会社の人にとっても二度手間となり、それだけの時間のロスが発生することになります。
それであれば、ゆっくりでもいいから正確にやってほしいと思うのは当然かもしれません。
派遣社員が仕事でミスした場合の責任のとり方について
派遣社員が派遣先でミスをしてしまった場合、その責任はどのように問われるのでしょうか。
派遣社員も一人の人間であるため、ミスがないとは必ずしも言えません。とはいえ、派遣先で大きなミスをしたときにはその責任を取る必要があります。
この場合は、派遣社員と派遣会社の両方が責任を取る形になります。
ミスが起きた原因はなにかという派遣社員の働き方だけではなく、派遣の人数や配置は十分だったのか、事前の指導は十分だったのかなど、派遣会社の責任も問われることになります。
一方、派遣先の会社にも責任を負う必要がある場合もあります。それは、ミスが起こることが想定できていた場合です。
派遣先の会社がミスが起こることを予測できていたにもかかわらず、なんの対策をしていなかった場合は、派遣先の会社も責任を問われる可能性があります。
派遣先で仕事のミスを繰り返した場合の中途解約について
派遣社員が派遣先でミスを頻繁に繰り返した場合には、途中で解約されてしまう可能性もあります。
派遣社員の仕事のパフォーマンスが悪く、改善の余地がない場合には、派遣先の会社は、派遣会社に対してまず派遣労働者の交代を請求することができます。
そして、派遣先の会社が要求するレベルの代替労働者を派遣会社が派遣できなければ、そこで中途解約することができるのです。
一方、解約の理由が派遣会社のミスとはいいがたい場合は、派遣先の会社は派遣社員のその後の就業先を斡旋するなど就業の機会を確保する必要があります。
また、解約の理由が派遣先の会社にある場合は、派遣先の会社は派遣社員の新たな就業の機会を図るようにし、それができないときには解約した際に休業させるなどを余儀なくしたことにより生じた損害を補償する必要があります。
これらのことは、一般的に派遣契約の際にかわす派遣個別契約書の中に記載されています。
派遣先の仕事が辛くて辞めたくなった場合の行動について
派遣先でどうしても仕事が自分に合わず、辞めたいと思うこともあるでしょう。
そのときは、どのように行動すればいいのでしょうか。
ここでは辞めることを相談すべき相手と、辞めるときに絶対にしてはならないことを紹介します。
退職したいと思ったらまず相談すべき相手
「辞めたい」ということは誰に相談すべきなのでしょうか。
それは、間違いなく派遣会社の営業です。派遣会社の営業は派遣先と派遣社員との間に立っているため、調整ごとも営業の役割です。
そのため、辞めたいという意思は派遣会社の営業に伝えましょう。
辞めるときに絶対にしてはならないこと
それは派遣会社に連絡せず、派遣先の会社の上司などに辞めることを伝えることです。派遣会社は派遣先の会社からクレームを受けた段階でそのことを知ることになります。
派遣先の会社はあくまでお客様です。間に立っている派遣会社のことを無視して直接お客様に辞めることを伝えることは絶対にやってはいけません。
これをやると派遣会社、派遣先の会社両方を敵にまわすことになりますから、絶対に避けましょう。