苦情を言いたくなるご近所への不満の原因とは?
ご近所の住民に対して不満を持っている人もいることでしょう。ある調査によると、近隣の住民に対して不満を持っている人は34%ほどに上るとのこと。
一戸建て、集合住宅に関わらず、この数字はあまり変わらないようです。
では、皆さん、ご近所の住民に対してどのような不満を持っているものなのでしょうか。ここでは、上位5つを紹介します。
2位:挨拶をしない
3位:駐車場の使い方のマナーが悪い
4位:タバコのマナーが悪い
5位:ペットの飼育方法やマナーが悪い
1位は騒音という結果になっています。特に集合住宅では、子供の鳴き声や叫び声が聞こえやすく、騒音が気になってしまうのでしょう。
また、ご近所の住民に不満を持っているのは、既婚者よりも未婚者の方が多く、子供を持っていない人が騒音に対して敏感になっているのかもしれません。
ご近所トラブルにしないための騒音の苦情対策
ご近所の騒音に対して不満が湧いてきたとき、直接、苦情を言ってよいものなのでしょうか。
それは、やめたほうがいいでしょう。特に短期な男性はすぐにそういった行動に出てしまいがちですが、ちょっと冷静になって考えてみましょう。
直接苦情を言って、すぐに反省して改善してくれる相手であればいいですが、逆にキレてこちらに食ってかかってくる人もいるものです。
そのような人だと、その場で言い争いになってしまうこともありますし、さらにケンカになってしまうこともあるでしょう。
さらに、エスカレートすると、その相手が苦情を言われたことに対していつまでも根に持ち、駐車場に置いている車を傷つけたり、壁に落書きをしたりと陰湿な行為にまで発展してしまう可能性もあります。
苦情を言うことで、このような仕打ちを受けたらたまったものではありません。
世の中、どのような人がいるかわかりません。トラブルにしないためにも、ご近所の騒音に対する苦情は直接言わないようにしましょう。
集合住宅で近所の騒音に対して苦情を言いたい場合の対応法
現在、マンションなどの集合住宅に住んでいて、ご近所の騒音に悩まされている場合には、まずその物件を管理している管理会社に連絡しましょう。
先ほども紹介したように、騒音を発している住人に直接苦情を言うと、トラブルに発展してしまう可能性があります。
賃貸物件であればトラブルになっても立ち退くことで回避することができるかもしれませんが、購入して住んでいる分譲住宅の場合にはトラブルになっても転居などしにくいものです。
ですので、トラブルに発展させないためにも、管理会社に連絡しましょう。
集合住宅ではほとんどの場合、管理会社と契約しています。その管理会社は、住民の間のトラブルに対して、適切に対応する義務があります。
私自身も、隣人が日曜でも早朝から大声で発声練習をしていたため、最初は我慢していたのですが、ゆっくり寝ていたくても起こされてしまうというのが続いてしまい、ストレスになっていました。
ある時、管理会社のほうに相談すると、本人に連絡してくれ、その後、どういう反応だったかのフィードバックの電話もいただきました。
ですから、まずはきちんと管理会社に連絡し、適切な対応をとってもらうことです。管理会社に連絡しても、誰からの苦情かは騒音を発している相手には伝わらないため安心です。
一戸建てで近所の騒音に対して苦情を言いたい場合の対応法
ご近所の騒音に対して、集合住宅の場合は管理会社に連絡すればよいですが、管理会社がない一戸建ての場合はどのように対処したらいいのでしょうか。
まずは、匿名で騒音を改善してもらうにようお願いしたメモを、相手の家のポストにに入れておくというのが一つの手です。
その際、喧嘩腰に伝えるのではなく、一歩控えめな文面で書くようにしましょう。
そして、この方法で騒音が止んだのであれば、「ありがとうございました」とお礼の言葉を伝えることも大事です。
しかし、この方法で改善しないこともあるでしょう。その場合には、自治会に相談してみることをオススメします。
近隣の住民の騒音に対する苦情を伝えるとともに、改善を促す手紙を投函してもらうようにするのです。
回覧板があるのであれば、その回覧板に改善を促す文面の種類を添付してもらうようにしてもいいでしょう。
この際には、騒音を発している家の人の名前を書いてしまうとトラブルに発展してしまう可能性がありますから、あくまでも住民全体にお願いする形で書いてもらいましょう。
近所の騒音に対しどうしても改善してもらえない場合の手段
ここまで、集合住宅、一戸建てそれぞれについて、ご近所の騒音に対する苦情の伝え方を紹介してきました。
しかし、なかにはこういった対処法でも改善してもらえない人もいるものです。
このような人に対しては、警察に連絡して注意してもらうようにしましょう。一般の人が注意するよりも、警察の人のほうが効果は期待できます。
一度注意してもらっても改善しない場合には、騒音の度に警察を呼んで注意してもらうことです。何度も警察に注意されれば、騒音を発している相手も配慮してくれるでしょう。
警察を何度も呼ぶことに躊躇してしまうかもしれませんが、警察も住民の安心・安全を守る仕事をしているのです。
騒音でストレスを抱え、こちらが体調を崩してしまうことはよいことではありません。警察のことを気にかけるのではなく、まずは自分の体調のことを気遣いましょう。