バイトで初めて行う前に接客の意味を知っておこう!
まずはじめに接客というのはどういったことなのでしょうか。ここでは、まず接客の意味について紹介します。
接客とは、その言葉の通り、お客様と接することを言います。
では、ここでいうお客様とはどういった人を指すのでしょうか。
辞書には、訪ねてくる人、買い手、旅人、物を買う人などと記載されています。
ここからもわかるように、接客でのお客様は実際にお店に来る人だけとは限らないわけです。
つまり、ある特定の場所に、何かの目的を持ってやってきた人を迎えて受け入れることを意味するわけです。
ですから、店舗だけではなく、会社でも自宅でも、やってきた人を迎えて受け入れることは接客ということになります。
そう考えると、どのような業種であれ、接客というのは必要であることがわかります。接客を学ぶということは、とても大事なことなのです。
バイトで初めて行う前に、接客の種類を知っておこう!
先ほどは接客の意味を紹介しました。
紹介したように接客は幅広いものです。接客には大きく2つの種類があります。そこでここでは、接客の種類を紹介します。
専門的な知識を必要としない接客
コンビニやスーパーのレジなど、基本的に専門的な知識を必要としない接客です。専門的な知識が必要ではないため、時給も比較的低めです。
専門的な知識を必要とする接客
携帯ショップや家電量販店の販売員のような専門的な知識を必要とする接客です。専門的な知識が必要となるため、その分時給も高めです。
このように、大きくこの2つに分類されます。
また、同業種のなかでも、給料に差があるものもあります。
例えば、アパレル業界ですと、ユニクロ、しまむらのようなファストファッションのお店と比べて、ルイ・ヴィトンやグッチなどの高級ブランドのお店の接客は求められるスキルが異なり、時給にも大きな差があります。
このように接客といっても、必要となる知識やスキルなどによって、求められるレベルも変わってきますし、時給にも差が出てくるのです。
初めて接客のバイトをする前に自分の向き・不向きをチェック!
接客のバイトといっても、接客に向いていない人もいるものです。
特に、お客様から要望を聞いて、商品などを紹介する接客業では向き・不向きは重要な要素となります。
絶客に向いていない人が接客のバイトをすると、お客様だけではなく、バイト仲間にも迷惑をかけてしまうでしょう。
そうならないために、接客業のバイトを始める前に自分が向いているのかチェックしておくことをオススメします。
そこでここでは、接客業ではどのような人が向いているのか紹介します。
接客業で大事なことは、「お客様の話を最後までしっかり聞けるかどうか」です。
例えば、ある商品を購入する場合、お客様はその商品に関して素人であることが多いものです。
そのときに、お客様の話の内容が理解できず苛立ってしまうようでは、接客業に向いているとは言えないでしょう。
また、お客様の話をしっかりと理解できることも大事です。接客では、お客様の要望を理解し、そのニーズに合った商品などを提案する必要があります。
このように、接客業ではお客様の話を最後までしっかりと聞いて理解できるかどうかが、向き・不向きを判断するポイントと言えるでしょう。
バイトで初めて接客する人へ!そのやりがいとは?
ここまで、接客の意味や接客業に向いている人を紹介してきましたが、初めて接客のバイトをする人にとっては、どういったやりがいがあるのかも気になるところでしょう。
そこでここでは、接客のやりがいについて紹介します。
お客様の温かさを感じることができる
接客業では日々お客様と接することになります。そこで感じるのは、やはりお客様の温かさでしょう。
こちらから「ありがとう」という言葉をかけるのはもちろんですが、お客様からも同じように「ありがとう」という言葉が返ってくることがあります。
その時、お客様の温かさを感じることができるでしょう。
感謝されることで嬉しくなり、仕事に対するやる気も上がっていくものです。
コミュニケーション能力が上がる
接客業では常にお客様と会話しなければいけません。ですから、話し上手である人のほうが確かに有利と言えます。
ただ、話下手であっても接客業をすることはできます。むしろ、話下手の人のほうが接客をすることでコミュニケーション能力が上がっていくのでオススメです。
社会ではコミュニケーション能力は必須のスキルであるため、バイトでその能力を鍛えておけるのは良いことです。
初めての接客バイトをする上で意識しておきたいこと
初めての接客のバイトとはいえ、事前にあることを注意しておくことである程度しっかりと対応できるものです。
そこでここでは、初めての接客のバイトにおいて意識しておきたいことを紹介します。
はっきり、しっかりとした声を出すこと
接客のバイトでの基本的な動作ははっきり、しっかりとした声を出して対応することです。最初は恥ずかしかったり、緊張したりして、うまく声が出せないかもしれません。
しかし、はっきり、しっかりとした声を出すことを意識していれば、案外出せるものです。
はっきり、しっかりした声でないとお客様からも誠実に対応していないと思われてしまいます。しっかり声を出すことを意識しましょう。
職場全体に対する広い視野を持つこと
接客ではたくさんのお客様に一人で対応する場面も出てきます。その際、一人のお客様だけに没頭していては、他のお客様に迷惑をかけてしまうことになります。
そうしないためには、職場全体を見渡し、広い視野で対応する必要があります。
とは言え、最初からそのような対応はできないことが多いですから、意識しながら経験を積んで、徐々にできるようになりましょう。
笑顔で対応すること
接客でもう一つ大事なことは、笑顔で対応することです。暗い顔や怒っている顔で接客していると、自分だけでなく、そのお店への印象も悪くなってしまうでしょう。
笑顔と言っても、微笑み程度でかまいません。接客では笑顔を忘れないようにしましょう。
接客でよく使われているが間違っている言葉
接客のバイトにおいて、その言葉遣いにも気をつけたいものです。なかには当然のように使われている言葉でも、間違っている場合も多いです。
そこで最後に、接客でよく間違って使われている言葉を紹介します。
「〜なります」
接客において、「こちらになります」という言葉をよく聞くのではないでしょうか。
しかし、この「なリます」は「成ります」のことで、将棋で歩が成金に「成る」ことを表しています。
これらは基本的に成長するときに使う言葉です。したがって、接客で使う場合には「こちらでございます」と言うのが無難な言い方です。
「〜のほう」
「こちらのほうでよろしいですか?」という言葉もよく聞くのではないでしょうか。
「ほう」というのは方角を指し示す際に使う言葉ですので、接客においては使わないほうがいいでしょう。この場合は、「こちらでよろしいですか?」で十分です。
「〜からお預かりします」
会計でこの言葉が使われていることも多いものです。「〜から」というのも、方向を示す際に使われる言葉なので、これも接客時には使わないほうがいいでしょう。
この場合は、「〇〇円をお預かりします」で十分です。
「ちょうどお預かりします」
会計でお金を受け取る場合には、「いただきます」か「お預かりします」の2種類を使うことになります。
ただ、「お預かりします」は一旦お金を預かって、お釣りをお返しする際に使う言葉であるため、お釣りがない場合には「いただきます」もしくは「頂戴します」を使うことになります。
もし、お釣りがないときに「ちょうどお預かりします」という言葉は間違っていることになるため、使わないようにしましょう。