仕事ができない原因かも!大人の発達障害
仕事をしていて、
- 同じことを何度も間違える
- 何度しても覚えられない
- 仕事が遅い
- 人と関わることが苦手
- コミュニケーションが取れない
など、仕事のしづらさや上手くいかない状況にたびたび陥ることはありませんか?
もしかするとそれは、発達障害が原因になっているかもしれません。
最近は大人の発達障害が注目されることが多くなり、自分の能力のなさに悩んでいたことの原因が障害であったことがわかる方が増えています。
理由もわからず悩んでいた時よりも、原因がわかることで心救われる方も多く、そういった発達障害が認知されることで、もしかしたら…と気付くきっかけも増えてきています。
もし、仕事をしている中で上記のようなつらい状況が続くのであれば、もしかしたら発達障害の可能性が考えられます。
一人で悩まずに、適切な機関で対処すれば、症状が緩和・改善することもあるようです。
仕事ができないことで考えられる発達障害
発達障害と言っても詳しく症状を見ていくと個人差もあり、障害の種類によっても微妙に違っています。
仕事ができない…と悩んだ時には、どのような障害の可能性があるのか見ていきましょう。
学習障害
読む・書く・聞く・話すなど基本的なことに支障をきたす障害です。
- 資料の意味が分からない
- 計算ができない
- 報連相ができない
- 説明の理解ができない
などの症状があれば、学習障害の可能性があります。
自閉症
人と一緒に過ごしたりコミュニケーションをとるのが苦手です。
- 一つの作業に没頭してしまう
- 臨機応変に対応できない
- イレギュラーな事柄にパニックを起こす
ADHD
注意欠陥・多動性障害の症状が現われます。
- ジッとできない
- 忘れ物が多い
- 注意力がない
- 物を壊す
- 空気が読めない
アスペルガー症候群
学習や仕事面ではあまり問題がないため障害が分かりづらい
- 2つ以上のことができない
- 人の気持ちを汲み取るのが下手
- 空気が読めない
仕事ができない…発達障害の人の転職とは?
仕事ができない=発達障害…というわけではありませんが、前項で紹介した種類の発達障害の症状は、仕事をする上で支障をきたしてしまうことが多々あります。
障害のことを知らない場合は、意図しないところで人を怒らせてしまったり、怒鳴られたりしてしまうこともあります。
発達障害の場合、仕事はできないままなのでしょうか。
実はそんなことはまったくありません。
障害…と聞くと難しく考えがちですが、「特性」と思えば、障害であっても適職がきっと見つかるはずです。
特にアスペルガー症候群は仕事上では全く問題がないこともあるので、人とのコミュニケーションが少ない職場や、一人で作業に打ち込むことができる仕事がおすすめです。
また、発達障害は何かの才能に特化しているケースも多く、自分に適した仕事を見つけることができれば、ものすごい力を発揮することもできます。
これは障害の有無に関わらず、自分に合った仕事を見つけることは人生においても大切なことなので、まずは自分の適性を知ることから始めてみましょう。
発達障害で仕事ができないなら適職を探そう!
発達障害の自分にはどんな仕事が合うのでしょうか。
実際に発達障害の方が成功している職業をリサーチしてみました!
ADHD
研究者・学者、教師、塾・予備校講師、警察官、消防士、記者やジャーナリスト、カメラマン、イラストレーター、漫画家・作家、建築関係、コンピュータ・プログラマー、広告関係・デザイナー
アスペルガー症候群
建築・工学製図技術者、動物に関わる仕事、グラフィック・デザイナー、自動車整備士、研究者、科学者、音楽家・作曲家、翻訳者、図書館司書など
などがありました。
全体的に一人で打ち込むような仕事が多いようです。
発達障害のある方は、1つのことに集中すると力を発揮しやすい特性を持っている方も多くいらっしゃいます。最近では、アスペルガーと診断された17歳の男性が珈琲焙煎士として能力を発揮し、活躍されている記事をよく目にします。
あなたに合う職業は、あなた自身が好きなこと、やっていて時間を忘れるほど夢中になれることです。
仕事ができない!?発達障害で偉業を成し遂げた人も!
発達障害で仕事ができない…となると、自分の人生を悲観してしまう場面にぶち当たってしまうこともあるでしょう。
しかし、大人の発達障害ということが認知されるようになったことで、今まで変人・奇人と言われてきた歴史に名を遺す偉人達も発達障害であったのではないか…と言われることもあります。
発達障害の可能性がある偉人たち
・アインシュタイン
相対性理論など世界の常識を塗り替えた物理学者であるアインシュタインは、何と3歳まで言葉が覚えられなかったそうです。
・スティーブ・ジョブズ
アップルの創設者として多大ある功績を上げたITの革命児とも言われた彼は、自ら発達障害であることを公言していました。
このように、人と違うことで世界の常識を塗り替える原動力が生まれることもあります。
障害の症状なのか、特性なのか、それを決めるのは自分自身でもあります。
まずは自分自身と向き合い、自分に合った仕事や生き方を考えてみましょう。