理系女子の就職事情!職業と年収ランキング
理系の大学を卒業した人は、その多くが理系の職業を希望することと思います。
もちろん例外もありますが、そもそも理系の大学を選択したからには、その後の就職まで視野に入れていたはずです。
逆に文系の人なら文系の職業を選ぶでしょうし、それぞれ得意分野で自分の能力を発揮したいと考えるのは当然のことです。
では、理系の職業とは具体的にどのようなものが考えられるのでしょうか。
DUDAの職業別平均年収によれば、次のようになっています。
1位 ITコンサルタント 約600万円
2位 プロジェクトマネージャ 600万円弱
3位 セールスエンジニア 542万円
以下順に、臨床開発539万円、プロセスエンジニア517万円、研究開発512万円、システム設計488万円、薬剤師485万円、制御設計480万円、社内情報のシステム464万円となっています。
この中で専門性の高い知識が必要になってくるのは臨床開発と薬剤師です。
その他は理系の大学を卒業したなら、まず間違いないでしょう。
理系女子が抱える職業選びへの悩みとは?
私は現在高校2年生で理系を選択しました。
ですので将来は理系で学んだことを活かして、医療関係の職業に就きたいと考えています。
ただ医療関係といっても看護師や女医、薬剤師といろいろあります。
私は人と接することが好きなので看護師になりたいと思っていたのですが、高校で看護師を目指すなら文系のほうが有利だと耳にしました。
それを聞いてやっぱり薬剤師を目指そうか、いや、女医さんもステキだななどと気持ちに迷いが生じてきました。
またずっと仕事を続けるのではなく、いずれは家庭に入りたいなという気持ちもあります。
今はまだ2年生なのでそこまで気持ちに焦りはなく、これからオープンキャンパスにも行こうと思っているのですが、そうして迷っているうちにあっという間に3年生になってしまいそうです。
医療関係を目指すには私のように曖昧な気持ちでは無理でしょうか。
なんとなく医療関係を目指す人というのは立派な志を持った人というイメージがあるため、私はまだまだ甘いのかもしれないと不安なのです。
理系女子の職業選びの悩みに対するアドバイス
こんにちは、現在高校2年生ということでいろいろ迷うのは当たり前のことだと思いますよ。
それだけ将来を真剣に考えているということなのですから、決して甘いなんてことはありません。
それに人と接するのが好きだから医療従事者を目指すというのはすごく立派なことだと思います。
きっと気持ちが優しい方なんでしょうね。
そんな方が医療現場に増えるのは喜ばしいことです。
さて現在悩んでおられるという将来についてですが、看護師や医師、薬剤師はおのおの学部が違いますから、焦らずじっくり決めたほうが良いと思われます。
オープンキャンパスにも行かれるとのことなので、自分の目で見てみて確かめてすれば段々と気持ちも固まってくるでしょう。
またいずれは家庭を持ちたいとのことですが、母として妻として家庭をこなしながら、医療に従事している方もたくさんいます。
もちろん普通の職業以上に家庭との両立は大変だとは思いますが、両立という手もあるので視野に入れておいたほうが良いと思います。
理系女子は就職に有利ってホント!?
ここ最近理系女子は就職市場での人気が非常に高まってきています。
理系女子を雇いたいと考えている企業は多く、引く手数多といっても良いでしょう。
ではなぜ理系女子のニーズが高まってきているのでしょうか。
その理由の一つには離職率が低いというものが挙げられます。
せっかく良い人材を確保してもすぐに辞められてしまっては企業にとっては損しかありません。
たとえばIT関連での技術系の仕事は年収も比較的高めで、離職率も低いといったデータがあるのです。
そうしたわけで理系女子が人気なのです。
次に柔軟性が高く、適応能力が高いことも理系女子が人気の理由となります。
ビジネスにおいて適応能力が高いというのは非常に好まれます。
なぜなら即戦力として使えるからで、短時間で企業にとって役立つ人材となるのが理系女子だと言われています。
このように離職率が低く、即戦力となるのですから、理系女子が多くの企業から好まれるのは納得できる話と言えます。
理系女子の就職と将来像
文系に比べて理系女子というのはそもそも少数派です。
それは昔も今も変わりません。
もちろん、昨今ではやや増加傾向にありますが、それでも少数派であることに変わりはありません。
ですから、学生時代にはいろいろと少数派ゆえにおいしい思いを味わった女性も多いことでしょう。
たとえば紅一点という言葉がありますが、理系女子はまさにそれで、理系の大学に入った途端にモテ始めたなんてこともよくある話です。
さて、ではそんな理系女子が考える将来に対する考察を見ていきましょう。
学生時代はちやほやされていたのに、社会に出るとやはり男女に差が感じられます。
もちろん、男性に負けないよう与えられた仕事には真面目に取り組み、またそれなりに成果も挙げてはいます。
しかし女性は男性以上の実績を積まなければ、なかなか上司からは評価されません。
こうして仕事に取り組むのが20代、その後30歳を迎える直前、28歳あたりが分岐点になると考えて良いでしょう。
この年齢で伸び悩んでいるなら転職を考えるのもありです。
また、結婚や出産を選択するのも一つの手ですし、どちらにしても二十八歳から三十歳までが将来をじっくり考えるタイミングだと言えるでしょう。