年始の職場での挨拶の順番
職場で年始の挨拶をする場合、心得ておきたいのが、誰から挨拶をするべきか、という点です。
年始の挨拶は、順番も大切な要素ですので、是非とも心得ておきたいものです。
職場に入ったら、やはり職場で最も責任ある役職の人から順に挨拶をするのが基本です。
1年の始まりですから、しっかりと礼をしてハキハキと気持ちのいい挨拶をするようにしましょう。
もちろん、出社した時点で職場にはすでに同僚や先輩が何人かいることと思います。
上司の所へ行く間にその人たちの席を通る時には、もちろん無視する訳にはいきませんから、軽く挨拶をするといいでしょう。
上司への挨拶が終わったら、先輩や同僚に挨拶をするようにします。
年始の挨拶を上手くするための方法としては、通常よりも早く出社することをおすすめします。
そうすれば、煩わしい挨拶の順番を考えなくても、自分より後に出社してきた人から順に挨拶をすればいいからです。
職場での年始の挨拶の期間
職場の人たちに年始の挨拶をする場合、いつ頃までに行えばいいのでしょうか。
一般に年始の挨拶というものは、元日から1月15日までにするのが慣例です。
ですから、その期間内で新年に初顔合わせとなった場合には、年始の挨拶をしたいものです。
年頭の挨拶としては、仕事始めの日に行うのが通例です。
そのため、職場の人には仕事始めの日に新年の挨拶をして、仕事始めを欠席している人には、1月15日までに会えばその日に新年の挨拶をすればいいでしょう。
職場では年頭の挨拶を終えてその週が終われば、週明けからは通常の仕事モードになっていることも多いものです。
そのような雰囲気であれば、1月15日になっていなくても週明けからは普通の挨拶でも良く、相手に応じて臨機応変に対応することが大切です。
仕事上の付き合いのある人に年始の挨拶をする場合、できれば松の内とよばれる1月7日までに済ませたいものですが、スケジュール上難しい場合には1月15日まででも構いません。
喪中の場合の職場での年始の挨拶
自分が喪中である場合には、職場ではどのように新年の挨拶をすればいいのか、迷いますよね。
喪中の新年の挨拶としては、やはり「おめでとうございます」というような文言は使用しないものです。
このような言い回しは避けて、「本年もよろしくお願い致します」などというような挨拶をすればいいでしょう。
「おはようございます」などというような簡単な挨拶は、やはりあまりにも軽いです。
もし相手が喪中であることを知らない場合、やはり普通に「明けましておめでとうございます」などとあいさつをしてくるでしょう。
それに対して「おはようございます」と応じるのは、ちょっと変な感じですよね。
そうしたやり取りをしているうちに、喪中であることを察して謝られたということもあり、かえって恐縮をさせたりします。
理想としては、「おめでとうございます」というような言葉を入れずに、「今年もよろしくお願いいたします」など、新年の挨拶にふさわしい言葉遣いで挨拶をすることです。
メールでの職場における年始の挨拶の例文
1.社内宛てのメールの例文
件名:新年の挨拶
関係者各位
昨年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
中でも、私が担当した◎◎企画におきましては、
皆様の手厚いご支援のおかげで、なんとか成功させることができました。
これからも、企画のさらなる拡大に向けて一層努力してまいりますので、
引き続きましてご協力頂ければ幸いです。
本年も何卒よろしくお願い致します。
2.社外当てのメールの例文
件名:新年の挨拶
株式会社◎◎御中
◎◎事業部△△様
昨年は私共に格別のご配慮を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
本年も皆様に一層のご満足を頂けるよう、社員一丸となって精進してまいりますので、何卒変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
御社の益々のご発展と皆様のご活躍を、心よりお祈り致します。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
職場の人に年賀状を出すか迷ったら、先輩に確認しましょう
年賀状は、新年の挨拶として欠かせないものです。
仕事上の取引先に年賀状を送るのは当然のことですが、自分の会社の上司に対する年賀状も、もちろん忘れてはなりません。
しかし、上司に対して年賀状を送るものかどうかは、会社によって異なってくるようです。
会社によっては社内で年賀状のやり取りをしないことにしているというケースもありますが、例えば会社で社員の住所録を作成しているような場合には、年賀状を出すのが当然のようになっていることもあります。
上司や先輩から年賀状が届いたのに、自分からは送っていなかった、というのは失礼に当たりますよね。
新年早々慌てないようにするためにも、まずは信頼できる先輩に、社内で年賀状をやり取りする慣習があるのかどうか、聞いてみるといいでしょう。
大きな会社の場合、部署によっても慣習が違ってきますので、自分の部署の先輩に聞くことが大切です。