育児の両立は無理…仕事は辞めるべき？
子育てと仕事の両立は難しく、日本では妊娠や出産を機に仕事を辞めてしまう女性はかなり多い傾向にあります。
実際に子育てが始まる前から、両立することに悩み仕事を辞めてしまう女性が多いのは、やはり日本の職場自体がまだまだ子育てする女性をバックアップする耐性ができていないことも大きな原因でしょう。
出産後も仕事を続けている女性に話しを聞いてみました。
仕事をしながらの子育てが大変でも「もう仕事を辞めたい！」と思ったことはありますか？と伺ったところ、なんと６割を超える女性がYESと答えました。
この結果から見て、やはり子育てと両立しながら仕事をするのは難しいのか…と感じますが、「もう辞めたい！」と思った女性は6割以上いましたが、実際に仕事を辞めた方はそのうちの1割強という結果でした。
「辞めたい！」と思っていても実際にやめている方は少ないということは、大変な面もあるが、必ずしも辞めることもないのかもしれません。
育児で仕事を辞める女性の現状
女性が働きやすい社会にと、様々な政策が打ち出されていますが、なかなかそのメリットを実感している女性は少ないのではないでしょうか。
実際に妊娠・出産・育児を機に仕事を辞める女性は20代〜40代では約9割に上るそうです。
簡単に言えば、仕事をしているほとんどの女性が妊娠・出産・育児を機に仕事を辞める選択をしているのです。
その原因としては両立が大変というだけでなく、様々な考え方があるようです。
子育てに専念したい
仕事との両立が大変というわけではなく、子供のために時間を使いたいと考えて仕事を辞める決断をする女性も一定数存在します。
やはり仕事と両立しながら子育てをすることで、子供と一緒にいる時間は減ってしまいます。
子供が一番手がかかる間は側にいたいと子供優先に考える方も少なくありません。
会社の事情
産休・育休は働く女性の権利ではありますが、実際には大手企業以外の職場では、育休中の社員を抱えることで人員補充ができなくなり、業務が滞ってしまうこともあります。
また、職場に産休復帰の前例がない場合も、なかなか理解が得られずに、仕事を辞める決断をすることになるのです。
育児と仕事…辞めるか辞めないかの岐路
妊娠・出産・育児を機に仕事を辞める、辞めないの決断は個人の考えや、その家庭によっても様々です。
どちらを選択しても、後悔してしまうこともあり、どちらが正解かはなかなか答えが出るものではありません。
仕事を続けたママの苦悩
- 子供と一緒にいる時間が少ない
- 毎日忙しく余裕がない
- 子供の急な病気などで職場に迷惑をかけることがある
- 子供に我慢をさせているかも
仕事を辞めたママの苦悩
- 社会から外れてしまった感じがする
- 子育て以外のやりがいが欲しい
- 誰も大変さをわかってくれない
など、その環境にはその環境の後悔や苦悩があります。
そしてまたその逆で、その環境だからこその良いこともそれぞれにあるのです。
何を一番に考えるかは人ぞれぞれ違うので、自分や家族が幸せに暮らすためにはどんな選択をするべきなのかを、考えてみましょう。
育児=仕事は辞める！は正解？
妊娠・出産・育児を機に仕事を辞めたことを後悔した人もいれば、働き続けたことに後悔した人もいる、しかしその後悔が必ずしもすべてではない、ということは何となくおわかりいただけたかとは思いますが、この2択には正解はありません。
後悔することもあればよかったと思うこともある、自分が選んだ道が正解と思える日もあれば悔やむ日もある。
これは出産や子育てに限らず、人生において全てのことに共通して言えることです。
仕事を辞めて後悔した…でも、
- 子供と一緒に公園で過ごす時間が好き
- 子供の成長を側で喜ぶことができる
- 友達やママ友とランチを楽しむ余裕ができた
仕事を続けて後悔した…でも、
- 子供と一緒にいる時間は全力で楽しむ！
- 子育て以外でも必要とされる嬉しさ
- 忙しいけど充実した毎日
- ちょっと贅沢に家族で旅行
など、どちらの選択をしたとしてもそれぞれに、その環境で多くの幸せを見つけることができるのです。
育児で仕事を辞めるか迷ったら…
出産・育児を機に仕事を辞めるかどうか迷ったときには、どうするべきかよく考えてから決断するようにしましょう。
夫や家族と相談しよう
子育てによって仕事を辞めるかどうかは、家族で話し合うことが大切です。働き続けるのであれば、夫や家族のサポートが必要になります。
- 保育園の送迎は誰がするか
- 子供の急な病気の時はどう対応するか
- 働き方を変えるか
- 家事の分担はどうするか
など、実際に子育てと仕事を両立した時に、どのような問題があるのかを考えてみましょう。
また、仕事を辞める場合には、収入面でも大きく変化するので家計のことも考えなくてはいけません。
また、中には子供のためにも、ママには仕事を辞めてお家にいてほしいと考える男性もいます。
夫婦間でも意見の違いが生まれることもあるので、夫婦や家族で話し合い、一番いい方法を考えてみましょう！
