大学の試験勉強へのやる気が出ないときに試してみてほしいこと
大学の試験前に勉強へのやる気が出ないことはあるものです。
しかし、テスト前だから仕方ないなどの理由で、その場しのぎでなんとか勉強してしまうのは自分のためになりません。
せっかく大学で勉強しているのですから、テスト勉強とはいえ、しっかりと知識を身につけたいものです。
では、そうするためにはどうしたらいいのでしょうか。そのためには、目標を持つことです。
大きな目標を立てにくい場合は、目の前の小さなことを目標にするといいでしょう。例えば、〇日までに試験範囲の勉強をすべて終わらせるなどです。具体的に数字で目標を立てるといいです。
どうしても目標を立てられない場合は、とにかく教科書を開いてみるのもいいでしょう。
人というのは、具体的に何か行動することでやる気が起きるものです。教科書を開いてしばらく眺めていたら勉強を始めたくなるかもしれません。
とりあえず、何も考えず机に向かってみるだけでも効果があるでしょう。
大学の試験勉強へのやる気が出ないときは環境を変えるのも大事!
大学の試験勉強に対して自宅の部屋ではどうしてもやる気が出ないようであれば、環境を変えてみるのも一つの手です。
例えば、外に出て図書館などで勉強したり、別の部屋に変えて勉強したりしてみるのです。環境を変えるだけで気分が変わり、勉強に対するやる気が出てくるかもしれません。
また、環境を一箇所だけでなく、複数の場所で入れ替えてみるのもいいでしょう。例えば、図書館で集中できなくなったら、近くのカフェへ移動するなどです。一箇所で集中できなくなったら、別の場所に変えてみるのです。
こうすることで適度な集中力と緊張感を保つことができるでしょう。移動することも気分転換になっていいです。
このように環境を変えることでやる気を起こさせるには、自分が集中できる場所を知っておくことも重要です。何か所か回ってみて、自分が集中できる場所を探してみましょう。
大学の試験勉強に対しどうしてもやる気が出ないときは音楽を!
環境を変えてもどうしても試験勉強に対してやる気が起きないようであれば、音楽の力を借りてみましょう。
音楽の力でやる気が湧くこともあるものです。
勉強中に音楽を聴くことは、勉強に集中できないなどと言われることもありますが、音楽を聴くことで勉強のとっかかりにできる人もいます。
特に、気分が上がる曲や楽しい曲などはテンションが上がり、やる気も起きやすいものです。
ただ、日本語の歌詞が入った曲はあまり聞かないほうがいいでしょう。それは日本語が気になって勉強に集中できなくなる可能性があるからです。勉強中に聴く曲は、歌詞がない曲や洋楽などがいいでしょう。
このように、勉強中に音楽を聴くことはデメリットもある反面、勉強へのやる気を出すために活用できる場合もあります。
他の方法でどうしても勉強に対するやる気が出ないようであれば、音楽を聴いてみてはどうでしょうか。
大学の試験勉強へのやる気が出ない時はとにかく始めるとよい理由
試験勉強に対してやる気が出ないときは、とにかく机に向かってみるとよいということを先ほど紹介しました。
では、なぜこの方法がやる気を出す方法としていいのでしょうか。それは脳科学的な理由があるのです。
人間の脳の奥深くに存在する大脳辺縁系には、側坐核(そくざかく)という部位があります。この部位はやる気発生装置とも言われており、この部位の活動を活発にさせることにより、やる気も湧いてくるのです。
ではどうしたら、この部位を活発にすることができるのでしょうか。それこそが、先ほどの「とにかく行動してみる」ということなのです。
最初は頑張る必要がありますが、とにかく行動してみることで、最初はやる気がなかった状態でも、数分〜数十分後には側坐核が活発になり、勉強に対するやる気が起こってくるでしょう。
この状態のことを、心理学では作業興奮と呼んでいます。
試験勉強へのやる気を出すためには勉強を習慣化することが大事!
大学の試験は年に何度も行われるものです。また、大学は基本的に4年間ありますから、試験は数多くあります。そのたびに、勉強へのやる気に悩んでいたのでは大変ではないでしょうか。
そうしないためには、勉強を習慣化することが必要です。
そもそも勉強へのやる気が出ないのに習慣化することは難しそうに思えますが、方法はあります。
とにかく、脳内に学習に対する習慣化の回路を作ってしまうのです。
みなさんも経験があるのではないでしょうか。あることを習慣化すると、逆にしないことに対して落ち着かない感じになることが。この効果を利用するのです。
最初は確かに大変です。ただ1ヶ月くらい辛抱して、毎日勉強を続けてみましょう。習慣化のコツは毎日、同じ時間帯に同じ科目の勉強をすることです。昨日は英語を勉強し、今日は数学を勉強するというように科目を変えてはいけません。
勉強を続けていくうちにそれが習慣化され、きっと勉強しないことが気持ち悪い状態になるでしょう。
こうなれば、勉強へのやる気に悩むこともなくなります。