大学での単位取得のためにはテストで6割を目標に!
大学のテストは、高校の頃の定期テストとは違う部分があります。大学の授業で単位を取得するための点数は、一般に6割といわれています。
高校でももちろんその教科の単位を取得するための点数が定められていますが、もっと低いことが多いですよね。
しかし、大学のテスト場合、高校の定期テストと違って、採点基準があいまいな場合が多いのです。
例えば、論述式の問題が多いのも特徴で、テストを受けた後に自分が何点くらい取れたかがわからないような作りになっていたりします。
もちろん、大学のテストすべてがこのような論述式というわけではありませんが、高校時代と比べて多いのは確かです。
大学1年生の時には戸惑うかもしれませんが、このような形式の試験では、逆に6割を若干下回っていたとしても6割に採点してくれる場合もあるなど、融通が利くテストでもあります。
大学の成績を表すGPA
大学での個々の授業の成績は、百点満点の点数で表されます。
この場合の点数とは、単にテストだけではなく、出席の状況、レポートの内容なども加味されます。
しかし、授業によっては例えばテストはなく出席回数とレポートのみ、など、実際の単位取得に関して必要とされる基準は採点する教官によって異なります。
ところで、日本では大学の授業の成績を、漢字で表記することが一般的です。
100〜90点は「秀」、89〜80点は「優」、79〜70点は「良」、69〜60点は「可」、ここまでが単位取得可能であり、60点未満は「不可」で単位が取れない、という具合です。
さらに、全体の成績を表すGPAという言葉を、ご存知でしょうか。
GPAは、以下の計算式で表されます。
[(秀の単位数×5)+(優の単位数×4)+(良の単位数×3)+(可の単位数×2)]÷合計単位数
例えば、2単位である科目Aが秀、科目Bが良、4単位である科目Cが可の場合、
[(2×5)+(2×3)+(4×2)]÷[2+2+4]=3となり、GPAは3です。
大学の単位はテストだけで決まるケースも!
先にも述べましたが、大学で単位を取得するには授業への出席状況、レポートの内容、そしてテストの点数の3つの要素が加味されます。
しかし、これらはあくまでも一般的なケースであって、単位の取得や成績に関してどの部分に重きを置くかは、採点する教官にゆだねられています。
授業の出席に関しては、例えば4回以上欠席すると自動的に単位が取得できなくなる、というケースもあります。
また、逆に授業に1度も出席していなくても、テストの点数だけで成績を評価して単位を与えるという教官もいます。
このような場合、きちんと授業に出席している友人に、テスト前にノートを借りて勉強すればいいことになります。
とはいえ、テストでしっかりと点数を取得するためには、自分でできるだけ授業に出席することが大切なのはいうまでもありません。
大学生の本文はやはり何と言っても勉強ですから、たとえ授業の出席回数そのものが成績に無関係だとしても、きちんと授業には出るようにしたいですね。
大学での成績に関する学生の生の声
それでは、大学生にとって、自身の成績に関してどのように考えているのでしょうか。
あるアンケート調査によると、およそ8割以上の学生から、大学で良い成績を得たい、という回答が得られました。
実際にどれほど勉学に打ち込んでいるかは別として、やはり成績が気になる学生は多いようです。
その理由として尋ねたところ、半数以上の学生が、就職に影響するから、という回答でした。
自分が専攻している分野での知識を深めたい、という回答が少数派であったのは寂しいですが、就職活動では大学での成績も選考の基準として大きなものがありますから、当然かもしれませんね。
中には大学がサポートする留学に参加したいから好成績が必要、という意見も多く見られました。
その他の意見として、親に学費を払ってもらっているからしっかりと勉強に打ち込まなければならない、という親孝行な回答も寄せられていました。
大学のテストで高い点数で単位を取得する3つのコツ
1.出題範囲を絞って勉強する
大学の授業は、とにかく範囲が広いのが特徴です。
しかも、内容も専門的で深く掘り下げていることが多いため、それらのすべてを完全に習得することは難しいでしょう。
そのため、テストでどこが出題されるかを見極めて、そこに集中して勉強することが大切です。
もちろん、きちんと授業を受けていれば、どのあたりが重要であるのかは大体わかるものです。
2.過去のテスト問題を入手する
出題範囲が広いといっても、実際には同じ教官なら毎年ほぼ同じような問題を出題する傾向があります。
先輩から過去数年分の問題を入手して、効率よく勉強することもおすすめです。
3.授業中に教官からのヒントも
教官のなかには、ここが試験に出ますよ、などと出題部分を教えてくれる場合もあります。
やはり授業はまじめに出席して受けることが肝心です。