「人生最大の失敗」を就活で聞かれる理由
就活では、様々なケースに臨機応変に対応できるように、面接の練習を行うことが多々あります。
質問の中には、必ず押さえておきたい質問があり、
- 志望理由
- 今まで一番頑張った事
- 自己PR
- あなたの長所
- 短所
などがあります。
そして少しひねりが加えられた質問として、「人生最大の失敗は？」というものがあります。
人生最大の失敗…この質問はそのままあなたの人生最大の失敗を答えれば良いわけではありません。
まずは何を意図しているのかを、考えることが必要です。企業はあなたの失敗談を聞きたいと思っているのではありません。
重要なポイントとしては、
- あなたがその「人生最大の失敗」からどう立ち直ったのか
- あなたがその「人生最大の失敗」から何を得たのか
という2点になります。
これを踏まえた上で、どう答えるかを考えていきましょう！
人生最大の失敗…就活での考察点
企業側から聞かれる「人生最大の失敗」を答えるポイントがわかったところで、実際にどうこたえていくかの構成を考えていきましょう。
企業側が「人生最大の失敗」を聞いているので、どんな失敗をしたのかを答える必要はありますが、「失敗」自体はなるべく端的にまとめて手短に話すようにしましょう。
前項でもお伝えした通り、企業側が聞きたいと思っているのは「失敗」自体の話ではありません。
失敗の話ばかりしていては、企業側が望む答えがなかなか伝えられなかったり、企業側にあなたのマイナスイメージを強く植え付けてしまったりすることになるので、気を付けましょう。
「人生最大の失敗」から得たものをあなたの強みとしてアピールすることが大切になるので、「失敗」のイメージは最小限に抑えて、あなたの長所や仕事上のメリットに繋げられるように答えを構成しましょう。
「人生最大の失敗」就活で答える時のNGポイント
「人生最大の失敗」を考えた時に、就活生であれば大学受験をイメージする方も多いのではないでしょうか。
- 大学受験を失敗し一浪して希望の大学に入学した
- 第一志望の大学受験に挫折しそうになったが必死で頑張った
- センター試験の結果で志望校を変更した
などなど、大学受験に関しての失敗談を持っている方も多いようですが、実は就活中の面接で「人生最大の失敗」を聞かれた時に、大学受験の話はNGだと言われています。
企業によっては、初めから「大学受験時の経験は除く」と明記しているところもあるほど、大学受験の話は企業受けが良くありません。
特に企業側から言われていないのなら大学受験の失敗話で良いのでは？と感じますが、明記している企業があるくらいなので、どの企業もそれ以外の話を望んでいると思っておきましょう。
なぜ、大学受験の失敗談はNGなのでしょうか。
- 多くの人が経験していることなので、それ以外のオリジナリティある話が聞きたい
- 学力的な話は個人差があるから
この2点が大きな要因のようです。
「人生最大の失敗」就活で答える時のベストアンサー
では、実際に面接で「人生最大の失敗」を聞かれた時にどう答えるのが良いのか、実際の就活生が答えたベストアンサーを例に見てみましょう！
失敗を恐れたことが人生最大の失敗
失敗することを恐れるあまり、なかなか新しい一歩を踏み出せなかったことが「人生最大の失敗」というのは、具体的な失敗例はありませんが、そこから一歩踏み出す勇気を持つことができた自分の変化をアピールするには最適でしょう。
踏みだせなかったことを「人生最大の失敗」と思えるのは、踏み出したことで成功したからこそ言える答えでもあります。
人生最大の失敗からの成功・飛躍は、企業側が求めているお手本のようなストーリーとも言えるでしょう。
人の意見を聞かなかったことが人生最大の失敗
リーダーとして自分一人で頑張ってきたときに、周りが見えなくなってしまったが、人の意見を聞き入れることで視野が広がった…。
これも、リーダーとして人を引っ張る能力や、周囲との調和がとれることをアピールすることができる答え方です。
最終的にあなたの人生の失敗があなたの強みになっていることをアピールできるようにしましょう！
就活で「人生最大の失敗は？」と聞かれた時は？
就活中では、企業からの質問にどうしても緊張し、答えが空回ってしまうことがしばしばあります。
しかし、面接というのはあなたを企業側にアピールする機会なので、あまり構えすぎずに自分らしさをアピールすることも大切です。
「人生最大の失敗」を聞かれた時に、企業が望むような答えがなかなか思い浮かばないからと言って焦ることはありません。
企業側の面接の特色は年々変わっているので、必ずしもすべてをポジティブに捉えられる人が受かるというわけではありません。
他の人にはないオリジナリティをアピールすることも大切なので、模範解答のように自分をアピールすることだけが正解ではありません。
中には人生最大の失敗を面白おかしく話したことで、企業側にあなたの明るさや前向きな人柄をアピールできたという方もいます。
あなたの性格や企業のタイプなども加味しながら、自分にとっての「人生最大の失敗」を考えてみましょう！
