文系の大学生の就職におすすめの資格その1〜TOEIC
グローバル社会において、英語はコミュニケーションツールとして必須となります。
したがって、英語の資格はどの企業に受けるにしても、就職に有利となるでしょう。
英語のスキルと言えば英検などがありますが、企業に就職するのであれば、就職後も必要となってくるであろうTOEICを受験することをおすすめします。
TOEICを武器とするならば最低でもスコアは700点は欲しいところです。就職活動でアピールするのであれば800〜900点は欲しいところでしょう。
700点くらいであれば、文系で英語が得意な人であれば取れる点数だからです。他の人との違いをアピールするためには、やはり800〜900点は欲しいところです。
TOEICは英語力を問われるものですが、それだけでなくテクニックも必要とされます。そのため、高い点数を取得するためには、英語力を鍛えるだけでなく、しっかりとTOEIC用対策もしておく必要があります。
できれば、大学1年生くらいから勉強を始めて、定期的にTOEICを受験するようにするとよいでしょう。
文系の大学生の就職におすすめの資格その2〜簿記
次におすすめする資格が「簿記」です。
簿記とは、会社の経理状況を残しておくための財務諸表(貸借対照表・損益計算書など)を作成する方法です。
簿記というと経理や財務などお金を扱う職種の人だけしか必要のないイメージがあるかもしれません 。しかし、実はそうではありません。すべてのビジネスマンに必要な知識なのです。
簿記とは、会社の活動を記録することです。
会社の活動では、資金を調達し、それを元手にビジネスを行い、利益を得ることを目的としています。簿記で作成する財務諸表を見れば、資金をどれだけ調達し、どのような活動で利益を上げているのかがわかるのです。
ですから、簿記を学習すれば、会社のビジネスの全体像や仕組みを読み取る力が養われ、ビジネスマンとして一歩先んじることができます。
就職活動をする上でも、アピールポイントとなるでしょう。
文系の大学生の就職におすすめの資格その3〜DELF/DALF
先ほど英語の資格としてTOEICを紹介しましたが、グローバル社会において大事な言語は英語だけではありません。
欧米人や中国人など様々な人種の人たちと会話する機会も多いため、英語以外の言語も必要とされることも多いものです。
そのようなことから、企業としても英語だけではなく、中国語やフランス語などが堪能な学生を求めています。
ですから、英語以外に中国語やフランス語などを習得しておくと、就職の際に有利になるでしょう。特に海外勤務を考えるのであれば、国際資格(世界でも通用する資格)を取得しておくことをおすすめします。
国際資格としては、フランス語ではDEFL(フランス語学力資格試験)やDALF(フランス語 上級学力資格試験)があります。
フランス語は国連やオリンピック協会など国際機関でも標準語として使われている言語です。そのため、英語の次にこれらのフランス語の資格を取得する人も多いようです。
就職を目指す企業によって英語力だけではアピールできない場合は、こうした資格を取得することによって、アピールすることができるでしょう。
文系の大学生の就職におすすめの資格その4〜FP
最後におすすめする資格がファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、税金や住宅ローン、教育、老後、相続、資産運用といった人生における家計全般に関するお金の専門家です。
ひとえにファイナンシャルプランナーといっても、大きく3つに分けられます。
国家資格であるFP技能士(1級から3級まである)、民間資格のAFP、そして国際資格のCFPです。
FP技能士であれば1級、もしくは国際資格であるCFPを習得すれば、周りの評価も高くなります。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると、金融関係や一般企業の経理職などの就職に有利になります。企業に就職後、独立開業することも可能です。
また、資格を取得しておくと、自分のライフプランを立てることもできます。
このように、ファイナンシャルプランナーの資格は就職の際にアピールできるだけではなく、自分の人生設計においても活用できるので、取得しておいて損はないでしょう。
就職活動では資格を持っていることを強調しすぎないこと!
ここまで、文系の大学生が就職する際にアピールしやすいおすすめの資格を紹介してきました。
しかし、資格を取得しているからといって、必ずしも内定につながるわけではないことを自覚しておきましょう。資格はあくまで他の人との違いを示すものであって、それが直接就職につながるものではないからです。
また、アピールしやすいといっても、この資格を持っているから就職させて欲しいというアピールの仕方はやめておきましょう。
あくまで、就職のために資格を取得したのではなく、勉強の一環としてその資格を目標にし、取得したという形でアピールするのがいいでしょう。就職のために資格を取得したと企業から見られるとあまり印象がよくありません。
資格を取得しているといっても、あまり資格のことを強調しないようにしましょう。資格に関してはさりげなくアピールすることが大事です。