将来を不安に感じている大学生の割合と不安に感じていること
現代の大学生は将来に対してどのくらい不安に感じているのでしょうか。そして、どのようなことに対して不安を感じているものなのでしょうか。
まずここでは、現代の大学生が感じている不安について紹介します。
現代の大学生は将来に対してどのくらい不安を感じているものなのでしょうか。
あるアンケート結果によると70%近くの大学生が将来に対して不安を感じているようです。
では、次にどのようなことに不安を感じているのか紹介します。
就職に対する不安
まだ就職活動をしていない大学生は、きちんと就職できるのかといった不安があるようです。
就職が決まっている大学生は、これからその会社で長く働くことができるのか、決まった会社で本当によかったのかといった不安があるようです。
金銭に関する不安
奨学金をもらっている大学生は、将来きちんと返済ができるのか不安に感じる人が多いようです。
また、今後、年金がもらえるのかどうかといったことも不安に感じている大学生もいます。
自分に対する不安
自慢できるものがなく、自分に自信を持てず不安になっている大学生はいるようです。
また、コミュニケーションや対人関係に対する自信のなさも不安に感じる原因となっています。
大学で将来の就職に対して不安を感じた場合に必要なこと
大学生が不安に思っていることの一つに就職に関することがありました。
特に就職活動真っ只中の学生は、就職先がなかなか決まらず、これまでにない不安を感じていることでしょう。
初めてのことなので不安を感じるのは同然のことでしょう。ただ、不安を強く感じるようであれば、あることが原因であるかもしれません。
それは、視野が狭いことです。一つの職種にしか的を絞っていなかったり、安定しているからと大企業しか就職活動していなかったりと、そもそも就職活動する範囲が狭いことに原因がある場合です。
職種も会社も視野を広げればたくさんあります。IT業界の仕事といっても、システムエンジニアもあれば、プログラマーもあります。
会社も大企業よりも中小企業の方が、いろんな仕事をこなすことができるかもしれません。
このように、視野を広げれば、就職できる可能性が高まるかもしれないのです。
大学の先生や就職課の人に就職すべき仕事を勧められることもあるかもしれません。ただ、大学の先生や就職課の人は、それまで実際に会社で働いた経験は少なく、必ずしもリアルな情報を知っているわけではないのです。
そういった人たちの話を鵜呑みにして、勧められた仕事だけに的を絞るのも少し問題があります。
ですから、まずはどのような業界や職種があるのか、自ら調べてみて視野を広げて可能性を見つけてみましょう。自分が就職できそうな仕事が増えるだけでも不安が軽減するでしょう。
大学生が将来の不安を軽減するためにできること
先ほど、現代の大学生が不安に感じていることを紹介しました。
でも、そのような不安もちょっとしたことで軽減していくものです。ここでは、不安を軽減するためにできることを紹介します。
今より少し違う環境に飛び込んでみる
将来に不安を感じるのは、自分の今いる環境以外のことを知らないということが原因としてあります。今の環境のことしか知らないので、経験したことがない環境のことが不安になってしまうのです。
ですから、不安を軽減するためには、今より少し違う環境に飛び込んでみたり、これまでやったことがないことにチャレンジしたりしましょう。
それはちょっと違うことでかまいません。あまり大きな違いがあるとついていけない場合があるので避けたほうがいいでしょう。
社会に対する知見を深めてみる
大学生が将来に対して不安を感じるのは、社会の動向などがわかっていないことも原因の一つです。社会のことがわかっていないので、そこに飛び込むことに不安を感じてしまうのです。
ですから、不安を軽減するためには、最低限でかまわないので、社会の動向やビジネスに関する知識を深めてみることです。社会の動向がわかれば、将来に対して大切なことがわかってくるでしょう。
また、ビジネスについての知識を深めることで、今後、自分はどういった仕事ができるのかもわかってくるでしょう。
仕事で必要なスキルを身につける
大学生が将来に不安を感じる原因の一つに、自分には自慢できるものがないからというものがありました。
であれば、何か仕事に役立つスキルを身につけましょう。資格を取ることでもいいでしょう。
自分に何か自慢できるものができれば、不安も軽減できるでしょう。
将来の就職への不安を軽減させるために大学生におすすめの制度
大学生が将来の仕事に対して不安を感じているのであれば、長期インターンシップに参加するのもおすすめです。
長期インターンシップとは、実際に企業の現場に入り、正社員と同じような仕事をすることです。
業務内容は、インターン先の企業によって異なります。
アルバイトでは与えられた仕事をこなすことが多く、自分の頭を使うことは少ないですが、インターンシップでは自分でやるべきことを考えて仕事に取り組む必要があります。
長期インターンシップの期間は3ヶ月〜半年という場合が多く、学校の授業などとの絡みを考えると、春休みから開始するのがいいでしょう。
ただ、途中で春休みが終わってしまうことが多いので、春休みはフルタイムで出勤し、学校が始まったら週3日で出勤するという学生が多いようです。
長期インターンシップを経験することで、実際の仕事や仕事現場を経験することができ、将来の就職に対する不安も軽減されるでしょう。
将来への不安を解消するために大学生が意識しておきたいこと
この記事では、大学生が感じる将来への不安を解消する方法を紹介してきました。
ここまでにも紹介してきたように、将来へ不安を感じるのは、経験不足が原因である場合が多いものです。
ですから、大学生が将来への不安を解消するためには、大学生のうちにできるだけいろんな経験をしておくことです。
そこで最後に、不安を解消するために大学生のうちに意識しておきたいこと紹介します。
たくさんの本を読む
本には先人達の英知が詰まっています。本を読むことにより、実際に経験することなく知見を得ることができるのです。
これを利用しない手はないでしょう。大学生にはたくさんの自由時間があるでしょうから、ジャンルを問わず、とにかくたくさんの本を読んでみましょう。
知らない人に会う機会をつくる
知らない人に会って、いろんな価値観に触れることも大事です。社会に出ると様々な価値観を持った人たちと仕事をすることになります。
また、最近では外国人と仕事をする機会も増えてきました。
そういったことから、大学生の時から知らない人にたくさん会う機会をつくって、いろんな価値観に触れておくといいでしょう。
出会いの場としては、勉強会やセミナー、ボランティア活動などがあります。
今までにやったことがない活動をやってみる
就職活動などにおいて自分が何をやりたいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。
ただ、それはそれまでにいろんな経験をしていなかったからとも言えます。実際に経験してみないと、自分に何があっているのかなんてわからないものです。
ですから、とにかく今までにやったことがない活動をたくさんやってみましょう。そういう活動を繰り返していくうちに、自分に何があっているのかわかってくるでしょう。